ruby-trunk-changes r56139 - r56145

今日は singleton class を作成した時の method cache の考慮についての修正などがありました。

hsbt: r56139 2016-09-12 13:46:27 +0900

標準添付ライブラリ uri/mailto でクラスメソッドの呼び出しに :: を使っていたのを . での呼び出しにしたり、明示的な return を省略するようにしたりというリファクタリングと、テストを追加しています。 https://github.com/ruby/ruby/pull/1426 [ruby-core:77242] [Misc #12750]

svn: r56140 2016-09-12 13:46:28 +0900

version.h の日付更新。

hsbt: r56141 2016-09-12 13:48:05 +0900

r56139 の ChangeLog エントリに pull request と ML とチケットの参照を追加しています。

usa: r56142 2016-09-13 00:16:09 +0900

time.c の time_arg() に vtm->subsec に格納したオブジェクトを最適化による GC マーク漏れから保護するための RB_GC_GUARD() を追加しています。ここから呼び出している obj2subsecx() で RB_GC_GUARD() を呼んでいたところは不要だったので削除しています。 mswin64 の CI の失敗の対策だそうです。

svn: r56143 2016-09-13 00:16:10 +0900

version.h の日付更新。

tenderlove: r56144 2016-09-13 00:40:09 +0900

singleton class を作成する時に Module/Class 毎の method cache 用の serial number を親クラスからコピーして、singleton class を作っただけでは method cache が invalidate されないようにしています。なるほど。まあしかしこういう使いかた実際にどのくらいされてるでしょうね…。 [ruby-core:75425] [Feature #12364]

svn: r56145 2016-09-13 00:40:10 +0900

r56144 で追加された benchmark スクリプトsvn property 設定。