茶髪ブーム終焉。次はパーマ

 うわさの機械は、店内の華やいだ雰囲気にはおよそそぐわない「ごつい」代物だった。東京・池袋の美容室「art-noise」にそろい踏みしたのは、ここ数年でひそかに増殖したハイテクパーマ機だ。
 仕掛けたのは資生堂。2002年10月に発売した「システムキュール」は髪を巻いたロッドに黒い電線をはわせた。ギリシア神話に登場する、頭髪が無数の毒蛇のメデゥーサのような強烈な印象を与える。
 今年5月に登場した「エアウェーブ」は子どもの背ほどあり、客の頭部を背後からすっぽりと覆う。透明チューブが「ゴォー」と掃除機のような音を響かせながら髪の水分を吸収する。
(NIKKEIプラス1 2007年9月22日)

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