なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方
近頃は投資本もネット普及と同時に非常にバラエティに富んできました。
先日友人が持っていたこの本は、ある意味では昔はどこにも語られていなかった真実を隠し持っています。
のちのち紹介しようと思いますが、投資の本でありながら、投資に対して夢も語らず、「そんなもんなんだよ」と語っていた本はたった一つしかありませんでした。
あとは、科学的な見地から見渡す本もなく、デリバティブ関連の本も数字の意味を語るだけで、「だからそれは投資家に何を与えるのか!」という部分では全く価値のないものばかりでした。
しかし、ここ数年は少しばかり意味のある、価値の見いだし方を教えてくれる本もでてきたのです。
その数値が、希望を意味するのか、あるいは絶望を隠しているのか、その読み取り方を教えてくれる、そう言う類の本も少しでてきたのです。
そしてこの本は、その種の、ある意味、絶望を語ることによって、未来の空手形を受け取らないアイデアを与えてくれるのかも知れません。
著者ははこう表現しています。
「本屋の旅行コーナーで『ハワイの歩き方』と『ムー大陸の秘密』が並ぶことはない、なぜなら後者はオカルト、超能力のコーナーであるべきであるからだ。しかし投資コーナーには、オカルト的投資本と経済学の教科書的投資本が同列に並んでいて、これが投資界の摩訶不思議なところである」と。
真実は時に絶望だけを与えることがあります、人生が終わってしまうと教わったように。
しかし同時に、だからこそ「生きるとは何か」を感じる喜びを発見できるのです。
少なからず、みなさんに少しばかりの衝撃が走りますように、この書籍を推薦します。