ホンダ・スーパーカブ(出前仕様)

「劇場版ムシキング」より。

劇場版甲虫王者ムシキング グレイテストチャンピオンへの道」より、
未来健太郎(主人公の父親)のホンダ・スーパーカブ(出前仕様)。


スーパーカブが如何に優れたマッスィーンであるかは以前にこちらで語りましたので割愛。
今日は出前機を装備したカブについて。
日本全国津々浦々、何処に居ようとそれを見かけた事が無いとゆー人は皆無であろう、出前機を装備したスーパーカブ
その存在が当たり前過ぎて、我々はなかなかそのスゴさに気付かされないのだけれども、バイクで、時速30キロ前後の速度で、路面から車体へと伝わる振動や傾きを吸収緩和し、蕎麦やラーメンの様な汁物をこぼさず運べるという事が如何に驚異的であるかは、バイク乗りだったら吉野屋の牛丼を持ち帰り購入、バイクの荷台なりメットインなりに牛丼を固定して1〜2キロ程移動、フタを開けて肉の片寄りっぷりを見てみれば一目瞭然であり、にも関わらず出前機を搭載したスーパーカブならば多種多様な料理を運べる「出前」に外国人が驚き、賞賛するのも無理はない。
http://wiredvision.jp/news/200901/2009012220.html


それはさておき、この劇場版ムシキングに登場する未来健太郎スーパーカブですが、目算20〜30キロ位の速度からアクセルワークのみでフロントアップ、そのままウィリー状態に移行しているハイパワーっぷりから察するにボアアップ済み*1、にも関わらず白ナンバーなので仮面原付*2、ウィリーを維持出来る*3、更にはヘルメットのアゴヒモ未装着、素手、サンダル履きでの運転等々。そこから察するに本編中ではそういった側面は一切語られないものの、未来健太郎さんは若かりし頃、結構ヤンチャが過ぎる若者だったのでは無いだろうか? と。
見ていてそんな事を思わされたりしたのよさ。

*1:排気量を上げる改造。50ccのものをボアアップした場合、ナンバー色の変更手続き等が必要。

*2:排気量を上げているにも拘わらず未申請の原付車両の事。

*3:フロントを上げるだけなら兎も角、ソレを維持する為には体重移動とアクセルワーク、リアブレーキでの車体制御、そして不安定な挙動を恐れない経験による心構えが必要。普通は回数と時間を重ね練習をしていないと無理。