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8月29日(月) 笑う日

ここから青くほどけていく。

 朝顔の咲く数が毎日増え、朝から静かに笑う。格納された日傘が「では、そろそろ開かせてもらいます」という感じの蕾が好き。青い花が、赤と白のだんだら模様で、青で開き、終わった昼過ぎに赤に戻る不思議。青には赤い秘密があるのだ。
 たのしみは朝おきいでゝ昨日まで無りし花の咲ける見る時(橘曙覧)

 特等米10キロ、福引で当てる。周囲に注意しつつ笑う。昨年末の福引特等3万円に続いて。「ほぼ原価販売。買うならチャンス」といつものガソリンスタンドで聞き、冬タイヤ買いに行って。知りあいの店員が「ストーブは全く売れない」とぼやいていた。昨日までの暑さならそうだろうなあ。

 額装依頼で250キロを日帰り往復。10月中旬の展覧会の準備につき。行ける機会は昨日ぐらい。「少しでも見栄え良くしてね」と店の人と笑い、「これで何とかなりそうだ」と安堵感で笑う。ずうっと前から描きたい、背の高い雑草、鉄路の脇の青灯、家が入りくんだ小路を思い出した。

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