観劇レポート:武藤マンカストラップはイケメン

昨日12月30日にキャッツを観劇してきました.
今年最後の観劇で,2009年はキャッツに始まり,キャッツに終わる1年でした.
ということで,簡単に感想を書きたいと思います.

キャスト

グリザベラ 木村智秋
ジェリーロラム=グリドルボーン 朴 慶弥
ジェニエニドッツ 鈴木由佳乃
ランペルティー 愛沢えりや
ディミータ 団 こと葉
ボンバルリーナ 西村麗子
シラバブ 五所真理子
タントミール 原田真由子
ジェミマ 王 クン
ヴィクトリア 千堂百慧
カッサンドラ 蒼井 蘭
オールドデュトロノミー 橋元聖地
アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ 田島亨祐
マンカストラップ 武藤 寛
ラム・タム・タガー 荒川 務
ミストフェリーズ 岩崎晋也
マンゴジェリー 川東優希
スキンブルシャンクス 劉 昌明
コリコパット 入江航平
ランパスキャット 桧山 憲
カーバケッティ 松永隆志
ギルバート 龍澤虎太郎
マキャヴィティ 青山祐士
タンブルブルータス 川野 翔

ざくっと感想

今月から武藤さんがマンカストラップでデビューされ,それをとても楽しみにしていきました.
あと,個人的に荒川さんが大好きなので,荒川タガーがとても楽しみでした.

今回の座席は初の回転席で,「汗が飛んできそう!」という変な興奮状態で迎える...はずが,
電車の時間を間違えてかなりぎりぎりで劇場に入ったので,そんな興奮状態にはならず,
むしろ自分の汗を気にしておりました(笑)でも,アナウンスが流れ,席が回転席してからは,
やはり興奮してしまいました!「ま,廻っている!」って.

さてさて,回転も終わると,猫たちが集まってきます.そして,「生まれたのか」のセリフ.
武藤さん,イケメンです.マンカストラップのメイク似合い過ぎです.
そして荒川タガーの「だまったまま〜」のセリフ.阿久津タガーのどっしり感もいいですが,
荒川タガーの高音が,僕には堪りません!そのまま大好きなジェリクルソング.
回転席は,猫たちが踊ると席が揺れるんですね.
「おぉ」と思いながら,猫たちの世界へ入っていきました.

タガーのナンバーは今回最も楽しみなナンバーでした.ジェニエニのナンバーが終り,
音楽が流れると,さぁさぁ...くるぞくるぞ、と思いタガーを待って,
きたー!って感じで,思わずにやけました(笑)
うーん...やはりタガーは荒川タガーに限る!とひとりで納得してしまいました.

荒川タガーによる興奮状態のまま前半は終わってしまったような感じです.

さぁ,後半の始まりです.
後半1曲目,「幸福の姿」.五所シラバスの美しい声を堪能できました.
前回(11月26日)のときも五所さんだったのですが,前回よりよかったように思いました.
前半ジェリクル舞踏会でもとても可愛かったです.

さて,ガスと,ジェリーロラムです.田島ガスはすばらしい.情緒たっぷりの声です.
朴ジェリーロラム...うむむ。もうちょっといったところでしょうか.
僕はジェリーロラムは秋夢子さんでした見たことないので,どうしてもそれとの
比較になってしまいますのですが,特に「キエーラ〜」がちょっと残念でした.
グリドボーンの演技にも夢子さんのような遊びがありません...。
それでも不可ではありませんでした.ゆっくり加速すれば高音もいけるし,
これはこれで,グリドボーンかなといった感じです.


さてさてスキンブルシャンクです.踊りだしそうになりつつ,踊るのは心の中だけにして,
じっと我慢します.スキンブルは劉さんです.横浜公演では岸さんしか見ていませんでしたが,
個人的には,劉さんのほうが好きです.
今日もたっぷり楽しませていただきました.

お次はセクシーダイナマイトコンビです(笑).団さん,西村さんのペアはとっても
セクシーで,お姉さんって感じです.あと,このナンバーの最後に,みんなが出てきて
マキャビティを歌うところが結構好きです.
そのままマンカストラップとの対決です.芝マンカストラップの大きな体に
比べると,武藤マンカストラップはやはり細いと思ってしまう.
そのせいか,対決も少し迫力にかけてしまっていたような気がします.

「最高の天才児〜ミスターミストフェリーズ〜グレートマジシャ〜ン」きたー!
ここでもやはりミストよりタガーが気になってしまう僕です(笑)
もちろん岩崎ミストフェリーズのダンスも最高なのですが,やっぱり
「ご紹介します〜ミスタ〜ミストフェリ〜ズ」のほうが気になってしまう...
ところで,デュトロノミーの手品で使う赤い布を取り出す缶は,舞台前方から
発射されるのですが,けっこうスピードがありますね.回転席で見て初めて
気がつきました.ミストもキャッチするとき,すこーしだけ顔をよけていた
ような気がします.

無事にデュトロノミーも還り,メモリーです.
やっぱり泣いてしまいます.「お願い,私に触って,私を抱いて光と共に」.
ここでいつも泣いてしまいます.
そのまま,うるうるしながら「天上への旅」,「猫からのごあいさつ」を
聴いていました.

ということで,長くなりましたが,このあたりで終わりたいと思います.
最後に,武藤マンカストラップについてですが,イケメンです.
イケメンすぎます.イケメンすぎて,マンカストラップのにおいが
あまり出ていなかったように思います.きれいすぎる感じですね.
(僕は芝マンカストラップを見ていると,人生を生きてきたにおいを
感じてしまいます.)

まだデビューされて一ヶ月ですので,きっといろいろ大変かと思います.
今後の武藤マンカストラップの活躍にとても期待しています.

最後に

僕は今年から四季の舞台を見るようになりました.最初の舞台が,キャッツでした.
正直なところ,一回目はあまりよくわからなった,というのが感想です.
猫が多いですからね...でもナンバーがやけに頭に残っていて,CDを買ってしまい,
猫の名前を覚え,もう一度観劇しました.
このときのキャッツは衝撃的でした.
加速度メーターが振りきれてしまっています.
フルスロットルです.止まりません.
もともと並んでいない貯金の数字が,みるみる減ってはいきましたが,
そんなものは僕のキャッツ抑止力にはならず,
東京公演では千穐楽まで通いました.

そして,四季の会会員になり,四季のほかの舞台を見るようになり,ますます四季に
のめり込むようになりました.

なので,僕にとって,2009年は,四季の年であり,キャッツの年でした.
(今年最後の舞台もキャッツでした.)
キャッツに出会えたこと,これはもう一生涯忘れられませんし,このような
舞台を見せてくれる劇団四季に,本当に感謝しています.

私は現在大学院の1年であり,今後就職活動と修士論文の二大タイトルが待ち受けています.
というか,どちらも,もう始まっていますが.

なので,四季は少し控えます.それでも禁断症状がでたら...ガマンできるか分かりません.
学生料金のチケットを握り締め(キャッツはないですよね(涙)),浜松町へ行ってしまいそう
です。まぁたまには息抜きも必要ということで...

ということで,来年もよろしくお願いします.

ジェリクルムーンです