天狗と狐の野外音楽会

nanashima01222006-05-14

今日は、天狗と狐の野外音楽会に行ってきた。二子玉川から徒歩15分…普段は天狗も狐もいそうにない多摩川の中州が今日の音楽会の会場だ。天狗と狐に手を導かれてぞろぞろと今日の聴衆たちが進んでいくと、だんだん人気もなくなってきた頃、砂利と雑草がいい具合にまざってる場所に姿のいい木が生えていた。聴衆たちが敷物を敷き、お菓子や飲み物をひろげて、各々音楽の始まりを待つ。演奏者は誰が天狗で誰が狐かは判らぬが6人いて、そのうち太鼓を叩く一人などは、他の演奏者から遠く離れた草むらのなかにしゃがんで演奏するという、さすが野外音楽会。太鼓のほかには、アルトサックスに、バンジョーに、小型のシタール(?)に、アコースティックギターに、エレクトリックギター。演奏者たちが川を背にして並んで座り、演奏を始める。一曲目は「狐独(きつねひとり)シリーズより」作曲・宇波拓。川から吹いてく冷たい風と、演奏に乗って聴こえるヒバリやカラスの歌声、自分が菓子をかじるボリボリいう音。ピクニックのようなリラックスムードと、音数の極端な少なさが醸し出す緊張感が混じりあって、そこはだんだんと天狗と狐の庭のようになっていったのであった。

続きはまた後日。
 http://www.hibarimusic.com/j/event/tengue_kitsune.html