実家に朝早くから行く時は、両親と朝ご飯を食べることになっている。
夏のある日、父が
「味噌汁飲むよねー」
と言って持ってきてくれた。
母は庭に出ていて
「すぐ入るから、先に食べていて」
と言ったので、まずは味噌汁だけを一口飲んだ。
その時、一緒に薬味の香も広がった。
(三つ葉ってこんな味だったっけ?)
母が戻り、
「アラ、お姉ちゃんの三つ葉まだあったの?」
と言うと父が
「こっちから収穫してきて入れた」
私は母と顔を見合わせて、私は口の中にいる葉っぱを吐き出した。
ちなみにこれがミツバ(ミツバゼリ)
そして、私が飲んだ味噌汁に入っていたのが、コレ。
なんとなく似てますが、そう、そうなんです、
「イタリアンパセリ」だったんです(笑)。
日本のパセリ(オランダゼリ)と違って柔らかいから
なんかちょっと味がキツイなとしか感じなかったのです。
私は親子丼作る時、彩りの為に三つ葉を卵の上に散らそうと思ったのですが
丁度なくて、変わりにセロリの内側の若い黄緑のやわらかい部分を
「創作料理」と称して入れたんです。
夫はセロリが苦手なので気付かれるかなと思ったけど、
意外と親子丼にマッチしていたのです。
それもそのはず、セロリはオランダミツバだったのです。
これを後で知った時、自分は天才だと思っちゃいましたよ。
そんな葉っぱの自慢話より、りんの暴走を止めてチュチ!