★府美協展出品作品仕上がる


 10月5日から大阪市立美術館で始まる、第32回府美協展に出品予定の『ふるさと愴々』(100号・162,1×130,3cm)をどうにかこうにか仕上げました。明後日の搬入に間に合うように、明日、作品を集配に来てもらうため、(言い訳がましいですが)どうしても今日中には仕上げておかなければなりません。
 いつものように何かと時間を取られ、制作が思うようにすすまず、不満足ながら無理やり仕上げたことにしました。  
  右の絵が井上圭史作            『ふるさと愴々>』(100号)です。
 
 今年は東日本大震災、その影響で原子力発電所の事故、その後の台風による豪雨の災害と大変な年になりました。その日本にリアルタイムで生きるひとりの画家として、自分の内部にある感慨を絵で表現し、見ていただく人と共有できるイメージをキャンバスに定着させることができたかどうか。ちょっとこころ許ない限りです。
 大きな作品を出品するのはいいが、5日から10日までの6日間、美術館の壁面に飾られて、多くの場合、その間誰からも何の感想や批評も聞けないままに作品が家に帰ってきます。そのあと、わが家の片隅で出番のないままに他の作品群とともに置かれます。もう人前に出ることはないかもしれないのデス。
 これって何なんでしょうね。有り余る財産・貯えがあるわけでもないのに、時間と費用をつぎ込んで、こんなことをいつまで続けるのでしょうか。自分でも先がしっかり見えなくて、いつも展覧会が近づくと思い至るのですが、全く困ったものです。そんなこと、今はやりの自己責任論の範疇の問題だよと、言われればそれまでですが、スッキリ解決しないままに、終焉を迎えるのでしょうか。
 話がいくらか暗くなりました。思い直して、明日は元気に送り出してやることにします。


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★休みが続きました

 2月11日に綴ったまま、今日まで休んでしまいました。その前も、飛び飛びで、折角アクセスしていただいているのに、まことに失礼をしてしまっています。お許しください。それでもアクセスしてくださっている方が、毎日何人かおられます。ありがとうございます。
 これからは、頑張って続けて綴ってゆくようにします。よろしくお願いします。
 また、休んでいた間の主だった出来事、考え事を順次綴っておこうと思います。お付き合いください。