パラエストラ八王子の若手達
北海道や九州出身の友人が、
”東京には23区しかない!!と思ってた。”
と、言ってきたことがある。
多摩地区を馬鹿にするなよ!!と、思った。
そして、
武蔵村山さいとうクリニック... と、言ったら、
”ああ、志村けんの出身地ね!!”
と、同じ”村山”でも、それは”東”村山だよ!!と、必ず、突っ込む。
”武蔵村山は、日本で唯一、駅の無い市なんだぞ!!”
と、強がるが、冷静に考えると、恥ずかしい話でもある。
東京の暑さ寒さをレポートするお天気ニュースは、必ずと言っていい程、八王子駅前で行われる。
何だか、知られていないだけなのか、馬鹿にされているだけなのかよくわからないが、多摩地区で土着している自分達にとってはちょっとやるせない。
だからこそ、東京の田舎:多摩住民は、都心の人間にない郷土愛を持って生きている... つもりである。
そんな自分だが、当たり前だけど、武蔵村山で死ぬまで医療を続けて、地域医療で突き抜ける。地域の患者さんのために必死に頑張る。
そして、もう一つの趣味:総合格闘技では、慕ってくれる選手に精一杯尽くす。
話しは逸れたが、多摩地区の総合格闘技、といったら、もう今や親友というか家族のような感覚になった金原選手、クリニックの公認格闘家・クリスMAN、UFCに出場する徳留選手などがいるパラエストラ八王子の面々が躍進中。
八王子は、遊ぶ所がないから練習するしかない!! だから、強いんじゃないの? なんて、陰口をたたかれる=嫉妬されるくらい、勢いがある。
そんなチームの若手達は、自分のクリニックが付属クリニックであるかのように、事あるごとにクリニックに来てくれる。
何だか、自分としては嬉しいし、可愛い。
今週は、朝練で肋骨が真っ二つになった松本崇寿選手が、うずくまりながらやってきて、折れた自分の肋骨写真に興奮していた。
次回のPANCRASEで、バンダレイ・シウバの弟子と試合をする高橋”BANCHO"選手とは、調整の近況報告を受け、大切な打ち合わせをした。
同時に、先日、負けちゃった、クリスMANも同席して、これからに”喝”をいれた。
試合翌日には、反省のため、頭を丸めて職員みんなに挨拶に現れた。
余りの人相の悪さに、カツラでもさせようかと思ったが、逆に患者さんに受けているらしい。
患者さん達。見た目は怖いけど、心は優しい男なので、許してください。
徳留君の世界デビューは来月だし、鹿又選手も、徐々に復帰するだろう。小宮君や萩原君...
そんな、パラエストラ八王子=多摩地区格闘家。
多摩地区から世界へ。
きっと、いつか。だ。