うさみ日記

東京都日野市からまいりました宇佐見直人です。ITとかマーケとかの話や、勉強した話なんかをするよ。

千葉県松戸市が好きだ。あるいは、介護職や葬儀屋さんの人を尊敬した。と言う話。

先週の水曜日に母方の祖父が亡くなりまして、
土曜日に通夜、日曜日に告別式に行ってきました。
松戸の総合葬祭屋さんへ。
で、改めて思ったんですが、松戸が好きだ。

松戸が好きな話。あるいは松戸とわたくし。

土曜日は一人で電車に乗って。
日曜日は妻子と三人で車に乗って行った。
斎場に往復しただけ。
あ、霊園にも行ったしコンビニにも寄ったな。




生まれ育ったのが隣町なので。
思えば松戸とは長い付き合いになる。


松戸が好きな理由はいくつもあって、
まず一つは小さい頃から行きなれた遊び場だから。


母や祖父母に連れられて行った矢切の渡し
(渡った先の柴又は東京都葛飾区だけどね)。
自転車に乗れるようになってから毎週のように行った新松戸。
ダイエーの中にあったゲームセンターやハンバーガーDOMDOM。
アイススケートの後は軽く感じるスニーカー。


本土寺近くのうどん市。
あまじょっぱいいなり寿司。
いとこやおじさん達と行った記憶。


高校生の頃何度も行った北小金駅前のカラオケ屋。
松戸駅イトーヨーカドーにある楽器屋で買った白いフェンダーストラトキャスターは今も家にあります。
松戸駅の近くの20円でゲームができたゲームセンター。


松戸駅まで清水君と自転車で行ったら帰り道に激しい雷雨が降り出して、
江戸川土手で死ぬかと思ったこともあった。
土手を女の子と歩いたりしたこともあった。
結婚する前の妻を両親に合わせるのに松戸駅近くのそば屋に集まったりもした。


他の理由の一つは自分のルーツの場所だから。
母が産まれ育った場所だし、
母方の祖母が暮らしている。
そして、祖父の遺骨が納骨される霊園もあるから。

そんな松戸で通夜告別式

通夜は19時からと言う話だったんだけど、
なんかやることあるなら早く行く、と言ったら母が17時からと言うので、
17時に斎場に行きました。
亡くなった祖父の子と孫家族と親しい友人少しの通夜だった。


納棺前の沐浴を見たり、すこしシャンプーを手伝う場面があったり
手甲脚甲足袋を履かせたりひもを結んだり。
祖父の前で動きが止まる祖母の姿を見るたびに泣きそうになった。
一つ一つ手順が終わる毎に「ひげをそってもらってきれいになったよ」などと祖母が祖父に語りかける。


待合室ではいとこの子供がたのしく遊んでいて、その姿を見て少しなごんだ。
通夜は静かに始まって、つつがなく終わった。
通夜振る舞いの席で少しビールを飲んだ。
帰りの電車では珍しく眠くならなかった。


翌日の告別式も人数は同じくらい。
静かに始まって、終わった。
3歳になったむすこは休憩時間に走り回ったりしながら、
式の間は静かにできていた。えらかった。


印象的だったのが、
祖父が最後を過ごした施設の職員さんが4人も通夜に来てくれたこと。
長く担当してくれた方が泣いてくれたこと。
祖母の心配もしてくれたこと。


あとは、
祖母が祖父にかけていた言葉。
があの世に行ってからのことを心配するような言葉。
「ちゃんといい子にするのよ」なんて、
子供に言い聞かせるみたいに語りかけていたこと。




自分がいつ死ぬかとか、
夫婦ってなんだろね、とか、
本当にいろいろ考えるきっかけになる二日間でした。


あ、松戸が好きだって話でしたが、
着地点は最初からこのへんだと思って書き始めた文章でした。
まとまりまったくないけどこのへんで。



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