Hole In The Wall

カリフォルニア州サンノゼ在のソフトウェアエンジニア。

アメリカの抽選ビザ。

と言ったら普通は永住権のロッタリーを思い浮かべる人も多いと思うけれど、今日の話はそれとは別の抽選ビザの話。
アメリカの就労ビザとして一般的な物にH-1Bという種類がある。このビザは年間の発行数が決まっていて*1、それが一杯になると次の年度まで待たなければならない。私がH-1Bを取った頃は先着順に請願書が処理されていたんだけれど、今日会社の移民関係のメーリングリストに流れていたニュース、

U.S. Citizenship and Immigration Services (USCIS) has received enough H-1B petitions to meet the congressionally mandated cap for fiscal year 2008 (FY08). USCIS has determined that the "final receipt date" is April 2, 2007. Consistent with USCIS regulations, USCIS will randomly apply all of the numbers among the petitions filed on April 2 and April 3.

移民局の年度は10月からで、来年度用のH-1B申請の受付開始が昨日からだったんだけれど、その昨日の午後の時点で既に発行数を大幅に上回る請願書(150,000通!)が届いた様子。これでは先着順もあったもんではないんで、移民局は規則に従って昨日・今日に届いた請願書から抽選でビザを発行するそうである。私の時は自分の請願書が受理される前に発行数一杯にならないでくれ!と願っていただけだけれど、現在は申請開始日に請願書が受理されるのは前提条件でその後に抽選に勝たなければいけない…。
H-1Bも狭き門になったもんである。というかそこまでしてアメリカに働きに来る価値が本当にあるんだろうか。

*1:quotaという。