夏休み涵養日・国際版画美術館に行く

 先月の後半から、来日したモンゴルの子ども達の案内や、週末の岡部実顕地での楽園村交流会参加、その後の三重県の豊里実顕地への出張、続けて週末の春日山実顕地での特講・研鑽学校の交流研鑽会と、出かけることが多かった。
 妻からも「一日くらい、ノンビリしたら・・」という助言もあったし、言われてみればちょっと疲れも溜まっているかも、と思って、今日は涵養日とする。
 午前中は、我が部屋でのインターネットの無線LANの調子が昨夜から悪く、その原因究明に時間を取られてしまった。
 そんなことで、午後から「町田市立国際版画美術館」に行く
 この美術館は、毎日通勤の電車の窓から案内板を見ていたし、国際版画美術館と名乗っているからには、版画作品だけを展示してあるのだろうか、妻からも「一度行ったらいいよ。」と言われていたし、気にはなっていながら町田に住んで10年以上になるが「いつでも行ける」という慢心から、ついつい足を運ぶことがなかった。
 この「町田市立国際版画美術館」は、町田駅から歩いて10分ちょっと。芹が谷公園の中にある。
     
 世界でも数少ない版画の専門美術館で、古今東西の版画の歴史をカバーし、版画のことなら全て理解できることをめざして、2万点に及ぶ収蔵品があるのだと言う。
     
 さすが我が町田市だ。公園の森に囲まれた立派な美術館だ。なかなかやるではないか。
 そんなことを思いながら、入場料600円を払って入った。
 その時に気付いたのだが、小学生以下は無料で65歳以上は半額なのだ。
 これにも「町田市、なかなか太っ腹、いいね。」と感心。
 2階ロビーに、エッチング技法で作品を残した駒井哲郎が使ったというプレス機が展示してあった。
            
       

 今日の展示は、常設展示にメゾチントという銅版画の技法で描かれた「丹阿弥丹波子の作品」が展示され、企画展示は、「After the War 隆盛する戦後の欧米版画」展だった。
 僕は、版画についてはまるで知識がない。版画と言ったら子供の頃に年賀状に押すために彫ったくらいだ。
 美術的鑑賞よりも、こんな線をどうやって版画技法で出すのだろうか、エッチングとスクリーンプリントと、リトグラフの技法的違いはなんだろうか、そんなことを考えながら作品を見て回る。
 企画展示の「戦後の欧米版画」展よりも、常設展示の「丹阿弥丹波子」展の方引きつけ引き付けられた。
 恥ずかしながら僕は、丹阿弥丹波子という版画家も知らなかったし〝たんあみにわこ〟と読むのだと言うのも知らなかった。
 しかし、メゾチントという銅版画の技法で描かれているらしい作品は、モノクロでありながら描かれている花々は、漆黒の闇のなかから浮かびあがるようで、何とも言えぬ気品高い作品になっている。
 この「町田市立国際版画美術館」で、秋には北斎と広重の浮世絵展をやると言う。
 その時には、またぜひ来てみたいと思った。

 版画の鑑賞の帰りに、芹が谷公園を散策する
       
 この芹が谷公園もなかなかなもの。町田駅の近くに、こんな公園があるとは知らなかった。
 子ども達が遊ぶ「水が流れる道」や「噴水のプール」などもある。
       
       
 
 広大な広さで、奥に行くと静かな深緑の世界が広がっている。
       
       
 またまた、こんな素敵な公園を維持しているとは、「さすが我が町田市だ」と感心する。
 紅葉の樹々も多く、秋はきれいだろうと思う。