2013/06/16 (Sun)
■[Book] ピープルウエア - ヤル気こそプロジェクト成功の鍵
何度か読み返しているソフトウェア開発のプロジェクトマネジメントの名作。
ソフトウェアは機械が作り出すのではなく、人間が頭と手を使ってしか作れない創造的なものであるはずであるが、
この業界では開発者一人ひとりを“人月“という単位で扱って、能力の差を考慮することがほとんどなく、
人間を機械のように扱っている。
開発者がヤル気を出して、集中して仕事ができる環境を準備することが本来のマネージャの役割だということを改めて思い知るのだが、本書が刊行されて10年以上が経過した今でもソフトウェア開発の現場はそうはなっていない。
せっかくの名作も現場を変えることができていないのは、残念で仕方ない。
そして、この10年の間に中間管理職となった僕自身も、そういう現場に改善できていないことは恥ずかしく思う。
昔は、鳴ったらすぐに出なければならない電話よりも、いつでも自分のタイミングで読んで返事できるメールは、仕事に集中するための良いツールとなるはずだった。
(昔はPOPのメール受信間隔が30分というのは、そんなにおかしくない設定だった。)
しかし、今ではメールもすぐに返事をしないといけないものとなりつつある。
しまいには、リアルタイムのコミュニケーションツールも多く登場し、ソフトウェア開発者はコーディングに1時間と集中することもできない。
この世の中でトム・デマルコが提唱する仕事場を準備することは不可能なのだろうか?
少なくとも僕の回りではできそうにもないのだが...。
★★★★★
- 作者: トム・デマルコ,ティモシー・リスター,松原友夫,山浦恒央
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2001/11/26
- メディア: 単行本
- 購入: 26人 クリック: 339回
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■[Book] 密売人
佐々木譲氏の北海道警シリーズは安定して面白い。
今回も期待通りに面白かった。
でも、一作目の「笑う警官」を超えることができていないなぁと思ってしまうのは
期待値が高過ぎるということなんだろう。
★★★★☆
- 作者: 佐々木譲
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2013/05/15
- メディア: 文庫
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2013/05/25 (Sat)
2013/05/19 (Sun)
■[Book] グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた
帯にあった『これは、ビジネス本ではない。敗北の物語である。』という意味がよく分かる。
確かに読み始める前には、グーグルよりもソニーがスゴイという内容なのかと思っていた。
実際には真逆。
ソニーを代表とする日本の大企業の欠点が浮き彫りにされている。
しかも、以前のソニーは尖った技術力を持つ会社というイメージだった。
高い能力を持った技術者もたくさんいたはずだが、その実力を発揮できる組織になっていないと、
会社としては衰退してしまう。
それを先鋭的な企業でもあるグーグルと比較するのだから、余計に浮き彫りになる。
著者のいうとおり、これからの時代は品質よりも、スピードが求められる場面もある。
最初から完璧な製品を出荷するのではなく、いかにアイディアをすぐに具現化してタイムリーに出荷するか。
早すぎても製品は売れないし、遅すぎると絶対にダメ。
そんなことはわかっているけど、実行できないのが、日本の企業なんだと思う。
それにしても、ソニーの社内事情をここまで明らかにしていいものだろうか。
著者の個人的な感情もありそうだが、ここまで批判されてはこちらも悲しい思いになってしまった...。
★★★☆☆
グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた (新潮文庫)
- 作者: 辻野晃一郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/03/28
- メディア: 文庫
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2013/05/12 (Sun)
■[Book] エンデュアランス号漂流記
リーダーシップに関するお薦めとして本書『エンデュアランス号漂流記』が挙げられていることが多い。
僕のずっと気になっていた本で、Amazon.co.jpのほしい物リストに入れていたものだった。
アムンゼン隊によって南極点到達がなされてしまった後、アーネスト・シャクルトンは次なる挑戦として南極大陸横断に挑む。
1914年、今から100年も昔の話。
たった100年前のこととはいえ、南極という世界は前人未到の過酷な世界だった。
(今では飛行機やヘリコプターでひとっ飛びだし、Google Earthで家からも眺めることができる。)
残念ながらシャクルトン隊は南極大陸到達前にエンデュランス号は氷に閉ざされ、圧壊してしまう。
船を失ったシャクルトン隊長による命を賭けた脱出が始まる。
そして、見事にシャクルトンは救援を呼びに行くことに成功し、全員が無事に救出される。
簡単に書くとこんなもんだが、衣食住が最悪の状況下で、隊員全員が諦めずに一致団結して協力できたことは、ひとえにシャクルトンのリーダーシップによるものだった。
隊員全員に対して細かな気配りをしながらも、隊の秩序を守り、隊員はシャクルトンに絶対の信頼をもって着いていく。
最も困難な旅となる、自らが助けを求めるための荒れた海に命を賭けて小舟で挑んでいくことなど、自らが行動で示している。
いわゆる啓発書ではないが、本書を読むとシャクルトン隊長、ワイルド隊員のリーダーシップに得るものが多い。
冒険記としても面白く、一石二鳥のお薦めの本。
★★★★★
- 作者: アーネストシャクルトン,木村義昌,谷口善也
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2003/06
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 28回
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2013/05/11 (Sat)
■[Sports] ハーフベスト37
せっかくのゴルフなのに、今日だけなぜか雨。
途中で降り止むかと期待していたが、結局は最後まで雨だった。
前半は48といつもよりも悪いペース。
雨でグリップが滑るし、ライも悪いし、こんなものかと。
ということもあり、後半はリラックスしてスタート。
いきなりバーディーを取れたので、その後はパーが続く。
アプローチがほとんどワンパット圏内に寄せれたこと、パッティングも確実に打てたことが良かった。
途中でボギーを一つ叩くも、最終ホールまでパーペース。
最終ホールの3打目のアプローチも1.5mくらいの上りにつける。
簡単に入りそうなパットだけに、「これを入れればハーフでパー達成」と
変なプレッシャーがかかってしまった。
ガツンと入れればいいものを、ジャストタッチに合わせてしまったので、カップに嫌われる...。
最後の最後でビビってしまった。
この1打で37となる。
これまでのハーフベストが40だっただけに、大幅に更新したんだけど、36を出せたチャンスだっただけに、
何年かは悔やむことになりそうだ。
2013/05/10 (Fri)
■[Book] ビジョナリー・カンパニー 4
「ビジョナリー・カンパニー」、「ビジョナリー・カンパニー 2」を読んで、
「ビジョナリー・カンパニー 3」を読んでいないけど、「ビジョナリー・カンパニー 4」を読んでみた。
このいつ何時、何が起こるか分からない不確実な時代で、成長を続けていくためには何が必要かが今回のテーマ。
色々な企業を比較調査した結果となっているが、もはやビジョナリー・カンパニーは哲学書の域に達していると思う。
不確実な時代に企業が成長するためには、何か特別なことが必要なのかと思ったのだが、実はそんなことはなかった。
自分たちの規律を守って地道なことをコツコツとやり遂げる。
しかし、井の中の蛙になることなく、世の中には高いアンテナを張って、時代の変化に従って規律も柔軟に変える。
言われてみれば当たり前なのかもしれないが、これが非常に難しく、比較対象企業が出来ていなかったのも理解できる。
『10X型リーダー』の3点セット、「狂信的規律』、『実証的想像力』、『建設的パラノイア』。
いつもこういう本を読むと、すぐに実行しようと思うのだが、少ししたら流されてしまうんだよなぁ〜。
それが自分自身が10X型リーダーになれない理由なんだけど...。
この勢いで、「ビジョナリー・カンパニー 3」も読むかな。
★★★★☆
- 作者: ジム・コリンズ,モートン・ハンセン共著,牧野洋
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2012/09/20
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2013/04/30 (Tue)
■[Book] 数学的にありえない
ずっと気になっていたサスペンス小説。
数学があまりわからなくても読めるとは思うが、
量子力学の部分は聞いたこともない人にとっては難しいと思う。
ただ、この小説のキーである<すべてのとき>のイメージには量子力学が重要というところが面白い。
訳の分からないくらいに難しい理論で、読者にたいして何となく本当っぽいと思わせつつ進めていく辺りが。
僕は昔から確率論が大っ嫌いだったので、本書でも確立の部分は適当に流し読みしたが、面白く読めたことには変わりなかった。
これも量子力学と同じで、分からないから突っ込むこともできないという、作者の思う壺なんだろう。
★★★★★
- 作者: アダムファウアー,Adam Fawer,矢口誠
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/08/04
- メディア: 文庫
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- 作者: アダムファウアー,Adam Fawer,矢口誠
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/08/04
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