プラネタリウム巡り 第二回


今回は、葛飾区のプラネタリウムをふたつ巡りました。


葛飾区郷土と天文の博物館 ★★★★★★★
http://www.museum.city.katsushika.lg.jp/planetarium/
お花茶屋駅から徒歩8分

こちら、太陽系を描いた大きなステンドグラスを抜けてゆくと、上映室があります。

まず、驚きなのは鑑賞料金。なんと、入館料合わせて450円でプラネタリウムが観られます。当日以内であれば、次の回からは350円に!池袋サンシャイン「満天」の鑑賞料が1000円なので、それと比べてもとっても安くて嬉しいです。(そして個人的には、池袋「満天」よりこちらの方がオススメです。)

今回私が観たのは、「シンフォニー・オブ・ユニバース ―第4番 遥かなる銀河宇宙―」というプログラムでした。クラシックの名曲に合わせて、銀河の解説をしてくれます。ドームスクリーンがとても大きい上に完全な暗闇の中の上映となるので、星空解説では、どこか標高の高い山奥で天体観測をしているような、そして銀河解説では、本当に銀河を飛び回って探検をしているようなそんな気持ちにさせられてしまいます。
こちらのプラネタリウムは、最新鋭の設備を駆使した、世界でも最先端のプラネタリウムだということもあり、今まで見た中でも一番の映像でした。クラシック音楽の音質もよく、とてもリラックスさせられる空間でした。
ただ、区立の博物館であるということやゴールデンウィーク中に伺ったということもあり、小さなお子様が多かったので、番組終盤にはクラシックにもプラネタリウムにも興味のない子どもたちがあちこちでぐずっている声が聞こえてきました。行ってみたいという人は、タイミングにも注意するといいかもしれません!


ちなみに、こちら「郷土と天文の博物館」ということで、郷土に関する展示もあったのですが、そちらも楽しかったので紹介しておきます。
郷土に関する展示の方では、昭和当時の家や工場の様子を再現したスペースがありました。それらの中に入ることもでき、映画のセットのようで意図せず楽しかったです。福笑いやベーゴマなど懐かしの遊び道具も自由に使えるように置いてあり、早めに来て遊びながら上映を待つのも良いかもしれません。実際、私は上映の一時間前に着きましたが、上映間際まで遊べました。



プラネターリアム銀河座 ★★★★★☆☆
http://www.gingaza.jp/
京成立石駅から徒歩4分

二つ目に巡ったのは、こちらプラネターリアム銀河座です。さきほどの「葛飾区郷土と天文の博物館」から、徒歩20分程度の場所にあります。
こちらはなんと、證願寺というお寺の住職さんが趣味でお寺にプラネタリウムを併設してしまった、というなんとも珍しいプラネタリウムです。
投影日は、第一・第三土曜日にそれぞれ一回30人程度のキャパシティで上映されるだけで、その日以外は上映されません。なので予約必須です。予約は二ヶ月前からブログで告知されますが、予約開始日になるとすぐに予約が埋まってしまうので、PC前で待ち構えての予約をオススメします。

お寺の中に入ると、いきなり異様な光景が眼につきます。なんでお寺の中に恐竜がいるの?なんでお寺の壁画に落書きがあるの?なんで庭石にロボットが立っているの?疑問を抱えたまま、受付へ。
受付を通されると、中でパンフレットを渡され、お茶を頂きながら全員揃うまで待ちます。その後、プラネタリウムへ。上映スペースに移動するまでにも驚きはいくつもあったのですが、それはみなさんが伺ってからのお楽しみにしておきたいので、ここでは説明しません!ぜひ行って、驚かされてください。

プラネタリウムは、住職の春日さんとアシスタントの方、二人の解説員で進行します。今回は、福田さんという方がアシスタントでした。季節の夜空解説のあと、いよいよ番組へ。今回は「膨張宇宙の裏側」という、春日さん手作りの番組だったのですが、その内容がわかりやすく、しかしとっても面白く、二人の解説員の掛け合いもシュールでほほえましく終始笑いっ放しでした。毎月上映番組が変わるので、毎月でも訪れたい場所です。

プラネタリウム自体は、投影機が高めの場所にあるので席によっては見えにくい場所になってしまうかもしれません。ドームも小さめで天井も近く、夜空に浮いている!という感覚を感じることはできませんが、それを補ってあまりある個性の強いプラネタリウムなので、ぜひ訪れてみてください。


そしてその後、京成立石駅から押上や表参道、あるいは渋谷などにアクセスしやすいので、デートコースとしても、いいと思います!プラネタリウム巡りでした!