スクラップド・プリンセスを見た

先ほど全話見終わったところです。
昼の1時くらいから見始めたのですが、えらい時間かかりました。2クールものは大変だ。
初回版は泥人形のようなフィギュアがついていて、半年も経つとワゴン行きになってて、商業的にはガッカリな結果となってましたが、内容は意外とおもしろいです。

パッケージ スクラップド・プリンセス(1)〈すてPRIX版〉 [DVD]
放送 2003年4月開始(WOWOW) 話数 全24話
監督 増井壮一 キャラデザ 小森高博
シリーズ構成 吉田玲子 美術デザイン 竹内志保
竜機神デザイン 佐山善則 音楽 七瀬光
音響監督 菊田浩巳 キャスト 折笠富美子三木眞一郎大原さやか
制作 ボンズ 製作 すてプリ製作委員会

2003年作品。5年前の作品です。
WOWOWで録っていたものを見ていたのですが、当時のCMが入ってて、ドラゴンエイジの創刊号のCMが流れてましたよ。
夕方アキバで確認したら、最新号は通算73号でした。早いものですね。


本編ですが、序盤にかけてとても内容の詰まったお話になっています。
いろんな登場人物がいるけど、きっちりキャラを描いているので話が進んでも混乱なく見ることができます。
ただし、後半にかけてはちょっとバタバタしてます。フューレがアレしたあとからの展開はフューレの存在意義とか、パシフィカ達の目的とか、もろもろうやむやになってるような印象あります。
最終回が思ったよりも感動的じゃなかったので、今ひとつ作品的に評価されていないような気がします。もったいない。
でも、序盤の見せ方は巧いです。最近のアニメではなかなかないです。


シリーズ構成が吉田玲子さんで、脚本にはのだめの土屋理敬さんや銀魂大和屋暁さんが参加しています。
吉田玲子さんの脚本回がいいです。パシフィカ関連の漫才が巧い。
また、文芸で名田寛さんという方が参加しているのですが、この方も脚本を担当していて、その後名田ユタカとしてSchoolDaysの脚本を書いてます。
SchoolDaysつながりでは、後藤潤二さんが3回くらい作監を担当されていました。
BONES関連では、16話にマッドハウス関連で固めてます。CCさくら高橋久美子さんとか鈴木典光さんも原画に参加してます。
ここだけというのはちょっと寂しいけど。


美術デザインの竹内志保さんですが、今度のベサメムーチョの新作「ザ☆宇宙ショー(仮)」に参加することが決まってます。アニメーターの中でもちょっと変わった位置づけでお仕事をされる方のようです。
確かEDの演出もやっていたと思ったのですが、そのEDの原画には西田亜沙子さんや木村貴宏さんが描いてます。
OPは増井監督ですが、原画に名和宗則さんが参加していてちょっとびっくり。


この作品のもうひとつの見どころは声優さんです。
カスール3兄姉の声優さんがはまり役です。特にラクウェル姉の大原さやかさんがすばらしい。大原さやかファンは絶対に見るべきです。
大原さやかさんがラクウェルなのに早口で次回予告やるところも見どころです。
シャノンは三木眞一郎さんでツンデレでシスコン。
キダーフ役の小野大輔さんのしゃべり方が変態っぽくていい感じです(誉め言葉)
もちろん折笠富美子さんもよい。パシフィカ漫才はなかなか真似できません。


感動的な最終回ではなかったけど、最後まで笑わせてもらいました。どちらかといえば感動的なのよりも最後まで笑いをとってた方がこの作品らしくてよかったのかもしれません。