京劇の罠

     

天才京劇俳優・梅蘭芳が、韓流スターのイ・ジュンギにそっくりと話題だ。
梅蘭芳の写真と、『王の男』のスチールカットの中のコンギル(イ・ジュンギ)の姿が、同一人物ではないかと錯覚して
しまうほどそっくりなのだ。
梅蘭芳は、女形専門の俳優として活躍、中国の京劇文化を花を咲かせた人物で、美しい風貌と身振りで観客を魅了した
天才京劇俳優。
大陸はもちろん、中国人としてはじめて、NYのブロードウェイで公演、全世界に京劇の美しさを伝えた伝説的なスター。


知人と京劇についての話題が出たので、その後検索していて予期せず見つけた記事。 
って、本当にソックリですがな(;゜Д゜)!? 
梅蘭芳(メイ・ランファン)って、だれぞ!? っと、更にぐぐる
あ。そういえば、覇王別姫の監督の最新作で、日本軍人役で安藤政信を迎えての最新作って、この人の話だったか!?
ていうか、映画・覇王別姫自体も、梅蘭芳をモデルにしたと思われる作品だったんですね!!!?
というわけで、梅蘭芳の生涯が知りたくなり速攻、書籍注文。


梅蘭芳ー世界を虜にした男ー

梅蘭芳ー世界を虜にした男ー

生きてれば、115歳くらい? うちの婆様と同年代の人か。
中世と現代の境目、激動の時代に生まれ、日本國との時代の波に飲み込まれつつ大活躍した数奇な運命の京劇役者。
だめだ。 ドストライクゾーン直撃!?で悩殺された_| ̄|○吐血w
色々と調べて見ると、中国には梅蘭芳記念館もあるそうで。 んがぁ行きてぇ。
晩年のものですが、少しはDVD化もしとるようですが、しかし日本版が無いらしい。 ぐぞう。
ちゅうわけで、梅蘭芳。 今までその名を知らなかった自分を激しく責めたい。



元々ワシは、19世紀の大女優サラ・ベルナールなど、映像が殆ど無い伝説の俳優・芸術家の存在に非常に弱い。
そういう資質が生まれたのは、多分、中学生の頃に知った、ロシアの天才ニジンスキーの伝説を知った時からだと思う。
ニジンスキーは、サラ・ベルナールより後の世代の人ですが、映像は多分1つも残っていない、伝説中の伝説のバレエダンサー。
彼の事を思うと、軽く熱が出て寝込みそうな勢いで無駄に考え込んでしまいます(あほw
そんなわけで、梅蘭芳の姿を一目拝みたい・・・と思うと、夢遊病のようになってしまった今日この頃のわたひ。




で、ハッ!? もしかして!!! と、Youtubeに走ったら、晩年の映像だけどありましたがな(感涙
・・・え? これ60代?? 嘘ざんしょ? みたいな妖艶な。 神。

思い返せば、10数年前・・・覇王別姫にハマり、初めて好きになった外タレ=レスリー・チャンだったんすよね。実は。
王の男は、京劇が中心の話では無いとはいえ、ワシはどうしょうもなく、救いようも無く、京劇の世界観に悩殺される
傾向にあると今回やっと気づきました。 <遅いw
しかし、映画自体はそれ以来見ていなかったのですが、先日タイミングよくBSで覇王別姫の放送があり、見直してみると、
ストーリー覚えているつもりでいて90%忘れていた件について自分自身を問い詰めたい。
とりあえず、レスリー・チャンの演技は神がかっとるな〜と、再認識しつつ合掌(涙




ちなみに、自伝本に載っていた普通の男性の格好をした梅蘭芳は特別にイ・ジュンギに似ているとは思えませんでした。
どちらかというと、若い頃は坂東玉三郎、晩年は上品な梅沢富男といった感じか?w
まぁ、どちらも女形の第一人者という意味では、元々の素質・資質が同系なのかもしれませんね。
でもしかし、女形の格好をするとジュンギなのよねぇ。謎だ。