ウルトラマラソン完走記その3(最後)

怒涛の6月も明日でおしまい。
しかも明日は、老舗のウルトラマラソン

サロマ湖100キロのレースがある。
私の知人、友人も何人か出ている。

そう考えると以前は、遠くにあったウルトラマラソン
こんなに身近になるとは、不思議なのモノです。


さて、本日のNHK BS1『ランスマ』で東京・柴又100K後編のオンエアー見ました。

私も少しだけ登場(笑)
では、以下つづきを
↓↓↓

85キロを過ぎて…

沿道からは、あと5キロ!とランナーに声援が送られも…
それは、60キロの部の選手で…

まだ100キロの部の私に取っては、スタートから
8時間経過で15キロ残っていた。
もうそこら辺では、よっぽどの事が起こらない限り
サブ10の感触は、ありました。

何度もそこで思った事は、それで満足したらダメ。
今のペースを維持し続ける事。

誰かのタイムを抜こうとか勝つとかでは、なくて
自分自身のやれる事を精一杯、最後まで貫こうと思った。

柴又ゴール手前の90キロ地点で、女性から私の名前を呼ばれる⁉
誰かと思ったらウルトラマラソンエキスパートのYさん。

何だか予想外みたいな名前を呼ばれたので
私は、思わず苦笑い(^^;;

最後の10キロは、江戸川の広がる河川敷のほぼ砂利道の折返しのコース。
ここのコースでは1キロ毎にラップが計測されたいた。

長い、長ーーい折返しの道のり。
最初に出会った人たちは、サブ9の猛者。
女子の上位の姿も見える。
あきらかに、フルマラソンとは違うオーラを放っていた。

とにかく残り10キロって1キロごとにカウントダウンするのだけど
ランナーの間隔は、恐ろしいほど離れている。

正直、ここまで一人で来るってどんな精神力よと頭の中でつぶやく。
そしてここまで走って来たランナーも辛いのは同じと思ったら
私は、ペースを保って最後まで走り抜いた。

最後の最後95キロ地点の折返しを過ぎて
皆が立ち止ってエイドで食べたスイカは、最高に美味かった。

残りの5キロもペースには、変わりなく。
すれ違うランナーにエールを時折もらい、最後の最後まで走り抜いた。

ラスト2キロあたりでつい一週間前に結婚式を挙げたばかりの
友人が私の帰りを一足先に出迎えれた。

彼は伴走のつもりだったらしいが…
私は、そんなこと知らずにややビルドアップして
約9時間半前にスタートした柴又の河川敷特設会場のゴールにたどり着いた。





ゴール時間は、

9時間23分49秒

達成感。。。

涙。

それは、無かった。

どんだけ感情のない人間だよと思われてしまいますが
未体験のウルトラの世界が一つの経験値変わっただけでした。



ゴールを出迎えてくれた仲間と。

おしまい。