一人でお茶を

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2016-06-26

つきのこぎゃらりい やまももまつり 2016

丸亀市天満町さんがわ呉服店での展示会。お店の前のやまももがたくさん赤い実をつけている。

今回は切り絵もありましたが、水彩画がメインです。

透明感のある明るい色彩の風景画が見られます。

身近なところから旅先まで、きれいな絵がならんでいました。水彩画、いいものですね。

お土産のポストカードも今回は水彩画のものをいくつか買いました。小さなくまさんが室内や屋外を二人連れで冒険中という趣向の絵。かわいいし、表面下側にメッセージを書けるのがよいですね。

6月27日、つまり明日までやっているそうです。ぜひのぞいてみてください。

英EU離脱報道を見ていて思い出したもの

世界 2015年 12 月号 [雑誌]

世界 2015年 12 月号 [雑誌]

目次はこちらのバックナンバーからhttp://www.iwanami.co.jp/sekai/

黒木英充「シリア内線の力学」『世界』no.876

残留派多数だったスコットランドや、首都ロンドンが独立したがっているというところから、やや飛躍するかもしれないが、思い出したシリアに関するこの記事。

内戦状態を引き起こした要因のひとつに都市と農村や遊牧民活動域との間の格差があったそうです。現政権への不満が高まったのは地方の非都市部から。反政府デモは郊外や農村部で起こり、大都市中心部ではほとんど起こらなかった。反体制派民兵がアレッポ市内に入った時も、市民の反応は冷ややかで、農村部からやってきた反体制派と都市住民の間には不協和が目立った。

2015年10月段階においても、大都市中枢部を押さえる政権側と、東部の乾燥地域を中心とする「イスラム国」との境界線は、1940年にフランス委任統治政府が遊牧民定住化のために定めた「部族法」において引いた遊牧民領域の境界線とほぼ重なっている状態。

シリア人口の75%近くがスンニ派で、世俗的なバース党は当然多くのスンニ派も含み、シリア政府軍にもスンニ派が多いのでこの内戦状態を宗派対立と見なすことはできないのだが、反体制派側でジハーディストの存在感が増すにつれて、アラウィー派やキリスト教徒など少数宗派の人たちは宗派対立の傾向が強まるのに危機感を覚え、そういう少数派を保護しているのはアサド政権側になる。

くわしくは『世界』no.876 (2015.12) をお読みください。

また、過去に読んだ本では

村山雅人『反ユダヤ主義 世紀末ウィーンの政治と文化』講談社メチエ 54 http://d.hatena.ne.jp/nessko/20091020/p1

ポグロムを逃れてウィーンに流れ込んだユダヤ系の難民が、バブル崩壊後のウィーンで市民に敵視されるようになり、反ユダヤ主義が政治的に利用されだす流れ。

『世界の歴史 26 世界大戦と現代文化の開幕』中央公論社 http://d.hatena.ne.jp/nessko/20070123

第一次世界大戦後のヨーロッパで、対等な国民国家が共存し民主主義的な志向の下互いに繁栄していこうという目標をもち、そのための試みや努力が続けられましたが、世界恐慌とともに破綻していった過程。

2016-06-25

キャメロン首相辞任へ/EU離脱で混乱、引責

四国新聞 http://www.shikoku-np.co.jp/national/international/20160624000341

結果はほんとに僅差で離脱派勝利、キャメロンがぶーぶー言う声が出てるけど国民投票すれば残留になるわいと思ってたのも無理はないなあ、と。走ってみると鼻先の差で負けたわけだが。残留すべきと考えていた識者らからは「ポピュリズムがー」というぼやきが出ているけれど、国民投票という形で国民に丸投げしてきたのはキャメロン(残留派)の方なので、それで律儀に投票に行った国民に文句言うのは筋違いに見えますね。ま、離脱希望者と同じくらいの数残留希望者がいるわけだから、結果にがっかりしてる人も多いということになりますか。

なんとなく英国が先んじて未来に足を踏み出したようにも見えた。

中東からのエコーがEUに響いてきてそう。現在EUで具体的に問題になっているのは中東情勢の混乱に伴ってEU内に逃れてきた難民だろうが、中東地域の様相そのものが地理的に近いEUに影を落としているのでは。

このところEUは、平和主義で人権を尊ぶEU像を保つために、中東を犠牲にしている印象が強まっており、シリアのアサド大統領のEUふざけんじゃねえ的談話には一理あると思えるので、ソ連が消えてからアメリカが妙な風にソ連化したように見えてきたのと似たことがこれからEUで起こるのかな、もうそうなってるのかなあ、と。

第一次世界大戦前みたいな感じにも見えたりね。

新聞で大特集されていたのを読みつつそんな感想を持った。

大英帝国はしたたかだからだいじょうぶなんじゃないの? 巻き込まれて沈むのはたぶん他所なのよ、だから日本も気をつけないと、になってるってことなのかな。

追記

EU「英国はなるべく速やかに離脱を」、未練断つ共同声明

AFP http://www.afpbb.com/articles/-/3091751

干す気満々、に見えるわ。「ドミノ離脱」阻止にはそれしかないだろうしね……

オバマ氏の移民制度改革、頓挫/米最高裁、差し止め維持

四国新聞 http://www.shikoku-np.co.jp/national/international/20160624000057

英国EU離脱報道の陰に隠れて目立ってないけれども、これもオバマ大統領の老け込み方やつれ方がハンパない、大事感あるニュース。

http://www.voanews.com/content/supreme-court-upholds-affirmative-action-program-at-texas-college/3388987.html

2016-06-24

週刊金曜日 創価学会対共産党

週刊金曜日 2016年 6/24 号 [雑誌]

週刊金曜日 2016年 6/24 号 [雑誌]

目次はこちらhttp://www.kinyobi.co.jp/

参院選の選挙カーが走ってますね。選挙にも参考になりそうな今週の週刊金曜日の特集。公明党と共産党は、一般的にはアクの強い小政党という印象で、しかし弱者支援という面では実績があってあだやおろそかにできないと見られている点が似通っていますかね。もっと知りたい人は、ぜひ読んでみてください。

ほかにも、BABYMETALのこととか、バラエティに富んだ話題が楽しめますよ。

英EU離脱

ヤフーニュースよりhttp://news.yahoo.co.jp/pickup/6205355

結果見ると大接戦ですね。今晩、そして土日は日本のニュースでもこの話ばっかりになるんだろうな。

英国は昔から大陸とは一線を引いていて、欧州よりは米国の方と親和性が高いように見えていたので、正直あまりおどろきはない。

へんなたとえだが、日本が中国とひとつになる、なんていうのに近い無理があったんじゃないのかな。中国はいまの状態になるのに何千年もかかってるわけだし、欧州はこれからでしょうね、たぶん。

2016-06-19

週刊金曜日 斎藤陽道「それでも それでも それでも」

週刊金曜日 2016年 6/17 号 [雑誌]

週刊金曜日 2016年 6/17 号 [雑誌]

目次はこちらhttp://www.kinyobi.co.jp/

表紙の裏面にあたる頁に掲載されるカラー写真エッセイ、写真付き日記とでも言うのでしょうかね、いつも楽しみにしています。週刊金曜日にはいろいろな連載コラムがあっておもしろいということを知ってほしい。

また、昨日書いた日記とつながってきそうな記事も。

廣瀬純「権力と憲法(2)憲法はブルジョワジーの道具」
自由と創造のためのレッスン 48
フーコーによれば、「法=権利の体系」こそが、「規律権力」を隠蔽するイデオロギー装置であり、「憲法」もまた例外ではない。「人間の終焉」を予告したフーコーに従えば、「憲法」も新たに問い直される必要がある。

週刊金曜日はスマホでも読めるようになったそうです。http://www.kinyobi.co.jp/news/?p=3560

今週の特集は「安倍政権と言論統制」、興味のあるかたはぜひ読んでみてください。

2016-06-18

『世界』にブラジル・ルセフ大統領弾劾の顛末

世界 2016年 07 月号 [雑誌]

世界 2016年 07 月号 [雑誌]

『世界』2016.07 (no.884) 目次はこちらhttps://www.iwanami.co.jp/sekai/

伊高浩昭 『「バナナ共和国」に成り下がったブラジル』
事実上のクーデターでルセフ大統領弾劾へ

ヤフーニュースでオリンピックを間近に控えてリオ州が「五輪開催責任果たせぬ」と非常事態宣言したと伝えられています。財政難を訴えているわですが、オリンピック、大丈夫なのでしょうか。

リオのオリンピックもあり世界の注目が集まりやすくなっているブラジルですが、ルセフ大統領は弾劾裁判にかけられることが決まり、現在停職中です。ルセフ大統領はこれは「制度的クーデター」だと訴えています。いったい何が起こったのか? 詳しくは『世界』no.884 をお読みください。

筆者はこの件から日本における沖縄問題に通底する対米従属状況を想起せよと記していました。私は、アラブの春前から海外に移住していたシリアの富裕層(多くはスンニ派の伝統的支配階層だった人々)が、アラブの春の影響からシリアでもデモが起きたときに、一斉に独裁的アサド政権を倒せ、自由を! 民主主義を! と鼓吹し、シリア国内の現状が分かりづらくなったことを思い出しました。また、似たような例はアジア方面でもあることなんですが、ぱっと海外ニュースだけ見ると、軍事的独裁政権に対して民主主義を求める動きが〜みたいな絵に見えるけれども、諸々の国内事情から現政権が統治するに至った経緯を知っていないと、その民主化運動をしているのはかつてその地で支配階層だった、それこそ貴族階級でもあった一派が復権を目論んでいるという背景があることに気づけません。

また、少し飛躍しますが、先進国でも「街頭」や投票所がブルジョワ化しているという指摘がされています。

(ル・モンド・ディプロマティーク日本語・電子版2015年6月号)右傾化という言葉の使用説明書 セルジュ・アリミ(Serge Halimi)http://www.diplo.jp/articles15/1506-3droitisation.html

ブラジルの記事を読むといろんなことを連想させられました。

とにかく、いまは、夏のオリンピックが無事に開催されればいいな、と祈るだけです。