NHK高校講座 音楽1

www.nhk.or.jp

 

NHK高校講座、ストリーミングがあるのでファンも多いでしょう。いろいろな教科がありますが、音楽1は、音楽番組みたいに聞けるのでいいですよね。基礎知識が得られると音楽の楽しみも増します。

 いま、このNHK高校講座とか、高校生向けの参考書を読むのがマイブーム、分野によっては中学生向けのものでもいいのですが、大人になってからだとほんとうにわかる、たのしめるようになる! 自分向けのノートとるのも楽しいよ! もっと大人にファンが広がって欲しい! 😀

「瑠奈さんに交際相手がいた、友人とLINEのやりとりがあった等の報道は全て誤報」

北海道ニュースUHBが、ススキノ首切断事件の母親の初公判の裁判詳報を出していた。

www.uhb.jp

くわしくは上の記事を読んでもらうとして、おや?と思った箇所をメモしておく。

瑠奈さんに交際相手がいた、友人とLINEのやりとりがあった等の報道は全て誤報

事件発覚当時、週刊誌やスポーツ紙によく出ていた瑠奈さんとの知り合いから得た証言とか、あれはなんだったんでしょうね? ああいう記事を読むときは距離をとって置かないといけないのねえ、と思った次第です。

 

 裁判詳報を読むと、瑠奈さんは中学生のころから不登校になり、ご両親は精神科を受診させたり、フリースクールに通わせたりしたが続かず、お父様が精神科医ですから、場合によっては瑠奈さんに抗うつ剤を出すなどしながら、世話をしていた模様。

 いわゆる「ひきこもり」状態になっていたものの、犯罪となる問題行動を起こすこともなく、静かに暮らしていたようで、ご両親は精神状態が不安定になった娘のことを心配しながら見守っていた様子。

 ところが、事件の被害者となる男性と知り合い、状況が暗転します。この部分を読んで、遠い目になりました。

修さんは何度か男性に電話
・7月1日の午後、初めて男性に電話がつながり、修さんは持ち合わせ場所に行かないよう頼む
→男性は「向こうも会いたがってるわけだから。」と拒否
・やむなく修さんは、瑠奈さんが嫌がることをしないように男性にお願いした

相手の男性が瑠奈さんの父親の忠告に従って会うのを止めていれば、殺されずに済んだんですよね……(瑠奈さんは殺人を犯さずに済んだ、ともいえる)

 

瑠奈さんは精神状態が不安定になってからは、多重人格のような症状を見せたり、心の友として殺人鬼を召喚したりしていたというの、十代くらいのときはホラー映画にはまったり、少女向けホラーマンガにも一時期はスプラッターみたいなのが多かったし、過激なロックバンドにはまるというのも似たような嗜好性からくるのかもしれない。だから、十代女子ならそうめずらしくない傾向を瑠奈さんも持っていて、でも、そういう暗黒面に日常を侵食されてしまうのは、精神を病んでいるせいなのかなあ、と。

 

 私的には、とくに親御さんのことを叩かないで欲しいと思います。異常事態に巻き込まれてどうすればいいのかわからなかったようにしか見えません。病んだ子供のことを心配するのも親としては自然でしょう。

 

そういえば、丸尾末広というマンガ家、人によって好き嫌いが分かれるだろう作風ですけれども、かなり前のインタビューになりますが、女子高生のファンが多くて、今ついてるファンが卒業すると、次世代の女子高生ファンがまたつくんだよね、みたいなことを言っていて、ああそうなんだ、それなんかわかるなって。そう、わりと、ふつうにああいうものに魅かれる時期がだれにでもあるんですよ。サブカルチャーが若い子には必要というのは、そういう時期を過ごすためだよね。

 

丸尾末広

www.subculture.at

 

 

 

映画のマジック

 

なんというか、やっぱり役者はすごいなって 😮

珍しい水色のアマガエル発見/福岡の田畑で、高校生らが飼育

www.shikoku-np.co.jp

珍しい水色のアマガエル発見/福岡の田畑で、高校生らが飼育
2024/06/03 05:10

 体が水色の珍しいニホンアマガエルが福岡県篠栗町の田畑で見つかり、連絡を受けた福岡市内の二つの私立高でつくる「水中生物研究会」が飼育している。突然変異などによるとみられる。色の異なる個体は草むらなどで目立つため、捕食者に見つかりやすく、生き残るのは難しいとされる。

 カエルは生徒の人気を呼び、スカイブルーの色にちなんで「そら」と名付けるアイデアも。生徒らは今秋の学園祭での一般公開を検討している。

 第一薬科大付属高と福岡第一高の生徒らが合同で学ぶ同研究会によると、篠栗町の農家が見つけ、絶滅が危惧される水中生物の保護などで知られる同会に連絡し、譲り渡した。

 カエルは雄で、体長約3センチ。通常のアマガエルは黒と青、黄の三つの色素を持つとされ、緑色や黄緑色に見える。今回の個体は、生まれつき黄の色素がないとみられる。

 研究会の顧問、太田喜視教諭(58)は「生徒が遺伝の仕組みに興味を持つきっかけになれば」と話している。

 

メモとして。

 

写真、お目目がぱっちりしてるかんじで、かわいいね! 😉

 

『世界』2024年6月号 久松佳彰「ハイチ 崩壊した統治と深まる複合危機」

 

国際ニュースで見るハイチ情勢に「?」になっている日本人は多いと思われますが、ここにいたるまでのハイチのことが解説されています。必読です。

 ハイチはカリブ海に浮かぶイスパニョーラ島の西側にある、人口約1158万人の国である。1804年、世界で初めて黒人奴隷が自らの力で独立国家を誕生させた歴史をもつが、当時の国際社会からまったく承認されず、旧宗主国フランスからの承認を得るために約100年にわたって多額の賠償および債務を過去の奴隷主や銀行などに支払ってきた。いわば、ハイチは債務という鎖に繋がれて独立したのである。その後、1915~34年には米国の占領を受けた。この「負の遺産」からいまだ自由ではない。これが複合危機の前提としてある。

 その上で危機の第一の要因としては、直近30年間以上、米国政府がハイチに干渉を続けてきたという経緯がある。

(引用元:『世界』2024年6月号 p.198)

くわしくは『世界』6月号で読んでもらいたいですが、フランス革命の波はハイチまで届き、1794年にパリで奴隷制度が公式に廃止されたことを受けて、解放奴隷だったトゥーサン=ルヴェルチュールがリーダーとなって戦い独立を果たしたハイチ。その後の苦難を知ると頭が痛くなってきます。

 そして、現在タリバンが統治するアフガニスタン、国際社会はまずその存在を認めるべきではないのか、と。タリバンだからダメ、とか外から言うのはおかしいのでは。

(先進国が謳う「多様性の尊重」とはいったい何なんでしょうね? 使い勝手のいい呪文?)

 

 『まいにちフランス語』2024年6月号では、応用編「フランコフォニーとは何か」で、ハイチを取り上げています。独立の過程、1960年代のデュバリエ独裁政権から逃れて他国に亡命したハイチ人が各国に作ったハイチ人コミュニティーのこと、など。

 

 

 

Randy Shilts "And The Band Played on” では、1980年代前半のアメリカのハイチ人コミュニティーについて触れられていました。