大森望『現代SF1500冊 乱闘編 1975〜1995』(太田出版) 読了。
ブックガイドばかり読んで、かんじんのブックが全然読めない(入門だけして安心してしまうタイプの)私。でもつい読みたくなってしまいます。巻末の詳細な年表なんか見ると、もう手元に備えておきたくて・・・という病。
まえがきのところに、
三十代以上の読者は「こんなSFも出てたなあ」と昔を懐かしみながら、二十代以下の読者は「へえ、そんな時代があったんだ」と時間遡行しながらぱらぱら拾い読みして楽しんでいただければさいわいです。
とあるが、私は大森氏とほぼ同世代ではあるもののSF読者ではなかったので「懐かしむ」とはいかず、せいぜい「あぁそうだったのか」程度。若くないので「よーし、これからモリモリ読むぞ」気分にもなれず、例によってハンパ者の悲哀がこみ上げるのであった。
続きを読む