古巣への帰郷

ひさしぶりに、枚方市の御殿山図書館と御殿山美術センターを訪ねておりました。どちらも貧しく夢ばかりあった中高生のころ、通い詰めてはやくたいもない話に興じたりTRPGをやったり本を読んだりしていた本当に懐かしい場所です*1

で、読んだのが


 自分が生まれたときからこのシリーズをやってたんだなあ、ということにしみじみと驚愕を覚えますが、やっと読めました最終回。
 実に良かったです。
 そうか、自分の作風の原点のひとつはここにあったんだなあ、と再発見しました。
 こういう本を書けるようになりたいものです。
 児童文学は素晴らしい。

*1:美術センターは有料になるらしく、本当に残念です。貧乏学生や貧乏芸術家のことも行政は考えてもらいたいところ。防衛費を減らしてこういうところに金を使え、ヤイッ(東海林さだお風)

いきおいついてもう一作

さぎ師たちの空 (心にのこる文学)

さぎ師たちの空 (心にのこる文学)

ひょんなことから、「アンポさん」と呼ばれるインテリ詐欺師の一家に厄介になることになった家出少年のコンゲームジュブナイル。淡い恋、息をもつかせぬサスペンス、そして気持ちの良い幕切れと、非常に優れた作品。「ズッコケ」ファンなら是非どうぞ。
と、突発的に思い出したので勧めてみます。

追記

ズッコケ中年三人組

ズッコケ中年三人組

 と思ったら知人から続編の情報が。
 三者三様に悲惨な中年になった三人組のストーリーらしい。すごいぞ作者。
 買わないと。

飽きずに読む

影との戦い―ゲド戦記 1

影との戦い―ゲド戦記 1

ひさびさにオフクロの書棚から引っ張り出して読む。
ああ、やっぱりこれは原典だ!
この作品と『はてしない物語』は、『異界戦記カオスフレア』の大きなバックボーンとなった作品のひとつです。よかったら読んでやってください。