台湾の旅 1日目

生田ジャパンがハーレムで激闘を繰り広げる中、大久保ジャパンの優勝を見届けるべく台湾に出掛けてきました。成田から11時間かかる オランダ に対し台湾は羽田から僅か4時間弱、数独もあっさり解けたため体力の有り余った状態で松山空港に到着。
 

入国審査もすんなりと済み、空港からはバスで台北駅へ。一大ターミナルらしく威圧感に溢れる駅舎を抜け、昨年開通したばかりの桃園機場捷運に乗車。ちなみに切符を買おうとして出てきたのはプラスチック製のトークンで、どう使うのかと首を傾げた挙句、とりあえず改札にかざしてみると扉が開いてくれました。
   

MRTの固いプラスチック製の座席で揺られること約1時間、桃園空港を過ぎて桃園体育園区駅に到着。駅を降りて少しばかり歩くと、Lamigoモンキーズの本拠地である桃園国際野球場が見えてきました!
  

500元の内野席券を買って球場に入り、入国して以来何も口にしていなかったためまずは食料を補給することに。とりあえず300元でハーブチキン&麺、台湾風おでん、具沢山のかき氷を購入し、これで小腹も満たされるだろうと思いきや、おでんとかき氷が予想以上のボリューム。さらに水のつもりで飲んだおまけのペットボトルにもしっかり甘みが付いており、すっかりお腹いっぱいになってしまいました。
  

試合前の練習も終わり、Lamiガールズによるダンス、マレーシア生まれの歌手李佳薇によるミニコンサートを経てようやくLamigoモンキーズvs中信兄弟の試合が開始。中信の応援団はライトスタンドに鳴り物付きで陣取る一方で、Lamigoの応援団は内野全方位を埋め尽くし、音源もふんだんに使用。最大限にホームアドバンテージが作り出される中でマウンドに登ったLamigo先発の王溢正でしたが、初回連打に味方のエラーも絡んで2・3塁のピンチを招くと、彭政閔・詹子賢にタイムリーを浴び3失点。3回には陳偉漢の強い当たりのゴロをサード林立が好捕も悪送球で2塁に進めてしまうと、陳子豪のタイムリー、さらに詹子賢にレフトへの2ランホームラン。さらに6回には2死1塁から陳江和に三ゴロを打たせチェンジ…と思いきやセカンドが送球を落球、直後に王威晨タイムリー。結局6イニングを7失点(2自責点)で降板、6年ぶり に観た投球はほろ苦い内容となりました。
後を受けた王躍霖・洪聖欽も張志豪に被弾するなど失点を重ね、Lamigoの失点は10点に。一方の打線は3回陽耀勳にタイムリーが飛び出して以降は沈黙が続き、9回ようやく王柏融がライトにホームランを放って本物の花火も打ち上がったものの、後続倒れゲームセット。守備の乱れが大差に繋がってしまいましたが、イニング間の演出がとにかく賑やかで、終始明るい雰囲気で楽しめた試合でした。

試合終了後は桃園に戻り、高鉄に乗車。日本の新幹線と寸分違わぬ乗り心地の中1時間ほどで嘉義に着き、BRTでこの日の宿に到着。ここまでの暑さですっかり消耗しており、W杯の3位決定戦もそこそこに眠りにつきました。