大阪の漫才師のベクトルが一斉にスタイリッシュに向かっている:昨日の風はどんなのだっけ?

この記事を見て思い出したのは
かつて横山やすしダウンタウン
「お前らのは漫才やない、チンピラの立ち話や」
といったという話があるんですが
僕はやっさんの言ってる事にも一理あるなとも思うんですよ。


松本は後に著書で「チンピラの立ち話結構、聞いて面白かったらそれでいい。」
と書いてますけど、僕は「どんなに面白くてもチンピラの立ち話では
誰も聞いてくれない」と思うんですけどね。


ただ、ダウンタウンがこれだけ世間に注目されたのは
ダウンタウンの才能に惚れ込んでいるスタッフが
その「チンピラの立ち話」を世間の人が注目してくれるように
お膳立てしてくれたからだと思うんですよね。


ただ、今の大阪の若手芸人に
そこまでスタッフが惚れ込むほどの逸材がどれほどいるのか?
という話なんですよね。
そう考えると、自分で自分を売り込まないと仕方が無い。
となると今の大阪の若手に多い
「スタイリッシュといえば聞こえがいいが
要するに地味でなんの特徴の無い」ようでは
東京で活動してる個性の強い芸人の中に
埋もれちゃうんですよね。
だからオンバトとか、最近だとレッドカーペットでも
ちょっと関西勢が目立たなかったりするんですよ。


ただ、大阪って土壌は不思議な土壌で
「芸人よりもお客さんの方ががつがつしちゃってる」
所があるんですよね。
だから、芸人は「普通の兄ちゃんがちょっと面白い話してる」
というスタイルを取るだけで食いついてくれるんですが
これは大阪人特有の現象なんで
全国で同じような感じになってると思うのは
止めた方がいいと思いますw