教育講演会

つくば市主催の教育講演会に行ってきました。
この講演会はNPO法人ファザーリング・ジャパンのファウンダーである安藤哲也さんを講師として迎え、「パパ力UP↑」を目指すもので、夫婦で参加を原則とする珍しい講演会でした。
NAKAJIが見つけてきてぜひとも聴きに行きたい!とたっての希望で申し込みました。
当日は未就園児は保育がありましたが、幼稚園児の智ちゃんは私たちと会場内に入ることができ、一緒に静かにお話を聴いていました。


・父親であることは楽しい
(楽しむためには自分から率先して育児をすること。「やりなさい」と言われて宿題をやっても楽しくない。思い出してご覧なさい。年に二、三回くらい自分から進んで宿題をした時の誇らしさを。)
・「よい父親」ではなく「笑っている父親」を目指すこと
・そのためには父親の中にある古いOSを新しいOSにバージョンアップしなくてはならない
・バージョンアップせず育児や家事をそっちのけにしていると、そんな使えないOSの父親はいらないと、いつしか妻にシャットダウン離婚される
・父親が一番やっている家事は「ゴミ出し」(統計より)である。ゴミ出しは各部屋のゴミ箱からゴミを集めるところから始まる。妻が玄関に集めて出したゴミ袋をゴミ置き場へ持って行くのはゴミ出しではなく、「ゴミ袋の移動」である
・「今日は具合が悪いから夕ご飯が作れない」という妻からの電話に、「分かった。それじゃどこかで食べて帰る」と返事するのは大間違い。自分はよくても子どもや妻の食事はどうするのか?「分かった。それじゃ急いで帰って作るよ」が正解
・父親の育児は「質より量」
・育児ができる男は仕事もできるようになる。なぜなら、言葉を話さない、言葉を理解できない赤ん坊が何で泣いているのかを考えて理解できるようになれば、なかなか攻略できない得意先など言葉が通じるからだ


などなど、楽しい語り口でパパ達にママの気持ちを代弁するかの如くお話ししてくれました。
ご自身の娘さんや奥さんとの実体験を踏まえたり、企業やテレビ、各方面での活動を紹介したり、「イクメン」という言葉がなくなるほど育児をする父親が当たり前になれば、そんなパパ達は格好いいと話されていました。


そして第1部の講演会後は子供達への絵本読み聞かせライブ。
智ちゃんは一番前の特等席を陣取り、安藤先生の問いかけにいちいち反応しながら聴いていました。
10冊くらい山積みされた絵本を、「もっと読んで」「次はこれを読んで」とリクエストし、安藤先生はもう時間だからおしまいと断ったりせず、子どものリクエストに応えて2,3歳ならこの本、4,5歳ならこれ、と年齢にあわせた絵本を紹介しながらたくさん読んでくれました。


その後はパパだけ別室に移動して、パパと安藤先生だけでのワークショップ。
自己紹介をして、どうやら一人ずつ「パパ宣言」なるものをみんなの前で発表させられたようです。
NAKAJIが何を話したのか、覗いてみたい、聞いてみたいと思いましたが、ママと子どもは入室できず、保育室で遊んで待ちました。
何を宣言したかは分かりませんが、妙にすっきりした顔で私と智ちゃんのところへ戻ってきたので、充実したよい時間となったのでしょう。