水平記〈上〉―松本治一郎と部落解放運動の一〇〇年 (新潮文庫)

水平記〈上〉―松本治一郎と部落解放運動の一〇〇年 (新潮文庫)


松本治一郎が「大人」であったことは判った。小説というか浪曲風なので,それなりにすらすら読めた。やはり解放令が逆に軛となったということか? 天皇と部落民を北極と南極に喩えた中上健次は小賢しい。下巻を読む気はあまり起きず。