市薬勉強会

今月のテーマはカデュエット+調剤報酬改定。
テーマを見るだけで内容がなさそうなのがほぼ確定w
一番収穫があったのが地区会長会の報告(=事務連絡)だというんだから予想は大当たり(゚∀゚)b


まずカデュエットの方だが、メインの内容はどうでもよく。
ASCOT試験の話を聞きながら、Phizerさんが都合よく作った肝疾患イベント発症率抑制の数字をNNTに脳内変換してみたりしてた。
ただ、一つ新しいことを覚えたのでメモ。
コンプライアンスアドヒアランスときて、アメリカではその次の段階に進んでいるらしい。
コンプライアンスは医師の指示通りに服薬すること。
アドヒアランスは医師の示した治療の意義を理解し、自らの意思で治療を受けること。
そしてその次の段階をコンコーダンスといい、患者本人が疾患に関する知識を十分に持ち、医師とともに治療方針を決定することだという。
なるほどねー、確かにごくまれにそういう人いますね。
自分の病気のことだけだったら我々薬剤師よりよっぽど詳しそうな患者さん。
今後日本でもこういう人増えるのかな。
増えるといいな。
増えたら増えたでそれに伴って我々にも高い能力を要求されるんだけどね。


調剤報酬改定の件については日本ケミファさんが担当。
ジェネメーカーなので当然後発品関係の変更がメイン。
で、この講演がひどすぎてワロタワロタw
ジェネメーカーに都合のいいように変換されたデータが次から次へとオンパレード。
あまりにひどすぎて突っ込む気もない。
っていうか、突っ込みどころしかなくて、全部突っ込んだら講演全否定w
あれ聞いて「4月から後発品調剤体制加算算定しなきゃ!」と踊らされてる開局ヤクザさんテラショボス!
いいかオマイラ、今更頑張って後発品変更率20%以上にしてるヤツラは全員負け組だということだけハッキリ言っておくぞ。
勝ち組は何も特別なことをしなくても20%以上あったところだけ。
たったの17点(=170円)のために薬価差益をいくら削ってるんですか?
頑張って20%達成したところ、薬価差益60円以上減ったら赤字ですよ?*1
下の*1を見てもらえば分かると思いますが、一般卸使って先発と同じ値引き率にしている限り赤字は確定。
ジェネ専門卸を上手に使ってジェネを使った方が薬価差益が大きくなるようにすればいいわけですが、多くの薬局がこれをやると、今度は2年後に市場流通価格に連動する薬価改定でひどい目にあうこと間違いなし。
アホらしすぎてやってられませんよ。
国は本気でジェネ推進するつもりがあるんだったら、この薬価改定制度を変えないといかんと思うよ。
アメリカみたいにジェネ使った方が薬局の経営が安定するようにしないと。

*1:例)オパルモン(¥85.2/T)→オパプロスモン(¥44.5/T)…値引き率を15%とすると薬価差益は¥12.78/T→¥6.67/T、一日6T、56日分処方だとすると(¥12.78-¥6.67)×6T×56TD≒¥2000の減収ですよ。