縄文杉登山

nohmin2011-07-04

朝4時、無事に起きられたー(゚∀゚)b
ガイドさんに連れられて、バスで登山口まで。
6時スタート往復11時間のウォーキング大会〜!

歩きはじめはトロッコ電車の線路に沿ってテクテク歩く。
雨でぬれた枕木の上を歩いていくのはなかなか大変。
天気雨で東から太陽の光がさしてきて、雨の滴が光っていたり、森に霞がかかっていたりですごくきれいだった。
でも傘差して歩くのは大変めんどくさい(´Д`;)
1時間ほど歩いて最初の休憩。「しっかり水分補給しておくように」とガイドさん。マラソンと一緒だな。
ここからは線路に木の板が渡してあって、とっても歩きやすい。通称ロイヤルロード。
ロイヤルロードを30分ほど歩いたあたりで、後方からゴトゴトと大きな音が近づいてきた。

なんと1ヶ月に1回くらいしか走っていないらしいトロッコ*1
結構なスピードで駆け抜けていったよ。ガイドさんがいなかったら誰か撥ねられてるかも(´Д`;)
ちなみにこの手前にはトロッコの線路の分岐があり、そちらには林業のために今も現役でトロッコが走っているらしい。


三代杉の前で記念写真を撮ったり、小鹿に遭遇したりしながら歩き、9時過ぎにトロッコの終着点に到着。
ここで最後のトイレ休憩をとり、いよいよ山道へ。
山道とはいっても、険しい道はほとんどなく、ガイドさんの後をついていけばたいして辛い思いをすることもなく縄文杉まで行けた。
山道に入って40分ほどで、空がハート型に見えることで有名なウィルソン株に到着。
幹の中心部が朽ちてしまい、なんと10畳ほどの広さの空間となっており、その中のある地点から空を見上げるとハート型に見えるのです。

ここからテクテクテクテクと、森の奥へ行けば行くほど立派な屋久*2が増えていき、世界遺産に指定された範囲から奥は「1000年の森」と呼ばれているように、樹齢1000年以上の木がわっさわっさと茂る、神秘の世界。

この辺りまでくると、倒木に生える苔ですら神秘的。
途中、生まれたての小鹿がお母さんのおっぱいをもらっているところなんかにも遭遇。
ガイドさんも「こんなに生まれたての小さな鹿は見たことがない」というくらいレアな場面だったらしい。
月に1度のトロッコといい、いつの間にか雨がやんでいることといい、どうも我々の誰かが「もっている」らしいよ!?


登り始めて5時間半、とうとう目的の縄文杉に到着。
樹齢7000年とも言われるお化け杉。聖剣伝説に出てくるマナの木ですな。

我々はもっているので、この日はなんと観光客も少なめ。撮影スポットでたっぷり時間が使えたのをいいことに飛んだり跳ねたりやりたい放題。
ちなみにこの縄文杉のすぐ手前の位置では、飲むことのできる天然のお水が汲めるので、ここまでの道のりですっかり空になってしまったペットボトルにしっかりと縄文水を補充した。

しばらく遊んでから同じ道をテクテク帰る途中、少し道草をして渓流で一休み。
冷たい川に足を浸しただけだけど、気持ち良かった。

また縄文杉に着く頃にはすっかり晴れていたので、来る時に見てきた雨の森林風景とはまた違った景色がみられたのも新鮮でよかった。


今回は雄大な景観を楽しむ縄文杉登山コースだったけど、ガイドさんによれば白谷雲水峡コースは繊細できれいな、また別の魅力があっていいそうだ。
またの機会があればそちらも見てみたいものだね。

*1:途中にあるトイレの汲み取りのためらしい。

*2:屋久杉」と呼べるのは樹齢1000年を超えたものだけ。それ以下の若造は「小杉」と呼ばれるらしいですわ。