サルでもわかる

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/kazu_fujisawa/51596567
本質的にこれは正しい。俺も同じ意見。
ただ、まぁアクセル全開で、上の路線を突っ走ることはできないけどね。

結局のところ、国債増発すると、国債金利の上昇が始まるから、それに従って、円安になるから、それでまた国内持ち直し始めるからさ。
それはここ何回か書いてきたとおりの理屈。

インフレーションのほうがデフレーションより健全なんです。
理由はというと、働けば働くほどお金が増えるチャンスがあるのが、インフレだから。若いものに有利ということ。
1000億円持ってる資産家がいたら、いま何もしなくてタンス預金してれば、年に100億円の資産が実質的に増加するのが、デフレの日本という国。こんなの収入じゃファイナンスできないですよw。つまり貧富の差が拡大するのがデフレ。どうにもこうにもならないね。
といいつつ、店子が入らなくて期待していた家賃が入らなくて苦労してたりするんだろうけど。

それで、健康体(バブルの頃?)から、点滴ジャブジャブやって生きてた人間がさ、いきなりもう点滴身体に悪いから止めましょうねって言い出したのが、バブル以降の流れで、それが結局はどうにも間違いってこと。
効率が悪いのは承知の上、問題があるのはわかるけど、急に点滴はずしちゃダメなのよ。死んじゃうのよ。少しずつ少しずつやらないとさ。
そこら辺、急激にチェンジすればうまく行くと思う、思いたいのはわかるけど、現実はそこまですぐにハンドル切れないよね。
ということで、きちんと指標読みながら、望む方向に少しずつハンドル切るしかないわけで、これはもうフライトシミュレータとかやってるのと一緒よ。墜落させないように、すごく微妙な舵取りをしていかないと。

で、現状はもう失業率がダメラインに到達しちゃってるんだから、歳出をカットなんてやったらもういっぺんでアウト。もっと治安が悪くなる方向にいくしかない。んで、円高が問題なんだから、だからとにかく円を刷れ。
円安になるまで刷るしかないわけ。そうすれば生き返る企業も人もだいぶ出てくるからさ。
構造改革なんて、健康なときにやらないとダメすぎです。

http://d.hatena.ne.jp/watto/20091012
これ、何書いてるか読みきれないんだけど、そもそも前提がダメなのかな?
>金融市場に出回る資金の総額は有限。国債の発行額が増えると、その分だけ民間企業への投融資に回される資金が食われることになる。
国が国債を発行することで、日銀券を無理やりに市場に供給しようとしている議論をしているのだから、上の議論は正反対。
いま国が国債に対して利払いを行い、原資を償還して、日銀に返すと、日銀券が消えるんです。お金が消えるんです。だからやっちゃダメって言ってるわけなんだけどね。正反対の読み方する人がいるとはなぁ。

>借金漬けの財務体質に慣れていると、いざ国内の金融市場が枯渇してもすぐに借金を止められるわけじゃない。最低限、発行済み国債の償還をおこなわなきゃならないし、もちろんそれだけじゃ済まないだろう。そうすると増税しないのなら外債に手を出さざるを得なくなり、その先の展開はさすがに元記事やブクマコメのいくつかが言及している通りである。
だから、こういう理屈なるんだけど、その前に円安が来ます。
その前に、国債金利の上昇が来ます。
だから、そういう簡単にはいかないんです。
それで国内でファイナンスできなくなったら外債になるんだろうけど、そこはそれで外貨準備というトンでもない資産がすでに蓄えられているわけで、実はそこに相当の余裕があるんです。
ついでに、現時点では円高だからやれるけど、極度の円安になってからの国債発行は禁じ手だとは思いますよ。ようするにどこに余裕があって、どこに余裕がないかの問題だけなんです。今はとにかく市場にお金=日銀券をあふれさせないと、まわらないのが現実なんです。
さて、国内金利がちょっと上昇すると困る人がいるのか?
ってのが実は問題。まぁいるかもなんだけど、インフレでインカムも増えるなら、そこの金利は問題にならないのが普通。
でも、国内金利がずっと0でいっちゃうと、困る団体とかは確実にあるんです。日本航空の社内年金とかさw。あとは奨学金の管理団体とかか。
1億円の基金で5%の金利を、奨学金にしてまいてたとかならよくある話だったと思うけど、それが0金利になっちゃったら原資削っていくしかなかったわけでね。結構沢山の金融システムがそれで崩壊になったはず。
(仕方がないので外国債投資したけど、円高で結局原本割れしたところが多いw)