ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

いたずら書き

 イタリア・フィレンツェ世界遺産地区にある「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」のいたずら書きが次々に話題になっている様で、今度は茨城の常磐大高校の野球部監督の名前が明らかになってとうとう解任されちゃったと新聞でもテレビでも大々的に報道されている。旅の恥はかきすて、存在証明というか思わず軽い気持ちで自分の名前を書くってのはどこにいっても氾濫している。ものすごく不愉快であることは間違いがない。随分昔から相合い傘なんて書いちゃったりして自分たちの名前を明らかにする。日本には千社札なんてものだってあって各地の神社仏閣の建物の高いところにまでノリをわざわざ持ち込んで貼り付けたりしていた。どこの誰だと堂々と主張する。今や多くの神社仏閣に行くと「千社札お断り」と大書してあるのが普通だ。
 解任されちゃうってのはどうかと思うけれど、あぁいうところにこれ見よがしに名前を書き込むのは実に気分が悪い。気分も悪いし、それをそこに書き込む本人の感性、知性の稚拙さは救いようがない。デジカメとネットがこれまで思いもよらなかったしっぺ返しを造り出すことは確かなことの様な気がする。そのうちとんでもないところから石が飛んでくる時代になるってことか。
 米国カリフォルニア州Sequoia National Parkにあるセコイアの大きな木が倒れたものがそのままになっているけれど、そこはもう数え切れない程のいたずら書きで埋め尽くされている。人間の性(さが)だということなんだろうか。
(後日談:どうやら「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」の切符売り場の傍には5-6人の男がウロウロしていて「上の展望台まで上がってそこに二人の名前を書くと幸せになれるんだ」とサインペンを市価の何倍かの値段で売っているんだそうだ。テレビの取材に大聖堂の責任者なる人が電話に出て「そんな話は聴いたことがない」といったのだそうだけれど、常磐高校野球部監督自身もそう説明しているそうで、080702の「朝ズバ」でも、みのもんたが「二度程行っているけれど、いるんだよそういう商売しているのが」と証言している。この野球部監督の処分がイタリアの各紙一面で報じられているそうで、その論調は「日本って厳しいなぁ」という論調だとテレビが報じている。)

イベント

 友人が主宰するイベントが銀座であって6つのプレイヤー、グループが出演。広島出身の津軽三味線・河野ひとし、アコースティックのデュオのTPOC、下関出身のギター弾き語りの和田多門、ジャズヴォーカルの岡田ユキ、殺陣師士郎、そして覆面☆食堂というラインナップ。友人はどうやら本気でミュージッシャンのマネージメントをやろうとしているらしい。
 久しぶりに酒を呑んだ昨日の影響が出てきたものだから今日は一切酒を呑まず。打ち上げも遠慮してそのまま帰宅。