【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

どうする?政治のスピード格差

一昨日の夜、10日ぶりに帰寒した。やはり空気が美味い。疲れていたせいか、一杯飲って9:30には就寝。目をつぶって開けると、朝の4:00。窓の外はもう明るかった。
「う〜ん、こういうのを“老人性早起き症”と言うんだろうな」
早速、柳の木に打ち付けた寒暖計をチェック。何と10℃だ。でも何てこたあない、阿寒は故郷の菅平高原と同じぐらいの気候なんだそうだ。つまり、避暑で菅平高原に行ってると思えばいい。冷涼な高原の朝を迎えてるのだ。
庭を見て驚いた。東京出張に行く前に刈った草が、もはや30cm以上に伸びてる。「ウソだろう?刈ってからまだ2週間だぜ!いやはや、なんてえスピードだ」。見れば、出かける前にはまだ蕾だったレンゲツツジも満開。オレンジ色の花が、幸せの光芒を大量に振りまいてる。
東京メトロのキャッチフレーズが「東京スピード」ならば、コチラは♪阿寒スピード♪か。もっとも♪阿寒スピード♪は、生物の成長スピードでであって、文明開化度は東京とは比較にならない。
わずか10日阿寒にいなかっただけだ。だが、阿寒の植物たちは成長スピードをトップギアの5速に入れた。
その間に、東京秋葉原では無差別大量殺人事件が起こり、宮城内陸地震が発生した。ヒラリーは撤退、オバマへの支援を打ち出し、強いドルが支持され、原油高は一旦スピードダウンした。カザフスタンとは原子力協力が確認され、中国とは東シナ海のガス田共同開発が合意に至った。
各国がスピードを経済回復に向けてトップギアで走りはじめた中、国内政治は問責案決議、審議拒否など、LOW以下、いやもしかしたらバックに入りかねない。自民、民主の議員センセイたちに、一度『阿寒スピード』を強制体験させてやるか?