【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

葉隠れの術!

危うくソイツを見落とすとこだった。
ソイツとはクヌギやナラなどの広葉樹の葉に取り付いて葉汁を吸うニックキ『クヌギカメムシ』のこと。体長12mm前後。身を守るために悪臭を出す。へコキムシと呼ぶ地方もあるらしい。
ソイツが何と、熊本からウチへ来て4年になるクヌギのどんぐりの葉に付いていたのだ。写真を見てお分かりになりますか?まるでカメレオンのような見事な擬態、忍者の葉隠れの術だ!

(右の鉢のどこにクヌギカメムシがいるか分かりますか?)
だが、クヌギカメムシはヘラクヌギカメムシ(ニセクヌギカメムシとも言われる)、サジクヌギカメムシなど実に似たものが多く、専門家でも腹をひっくり返して見なければ種を特定できないほど分かりにくいらしい。
残念ながら、ムシに指で触るほど豪胆じゃない。だから、このクヌギカメムシもあくまで図鑑の写真との照合で、そう決め付けただけである。
もっとも、図鑑には「生息地は九州、本州の広葉樹林。東日本では個体数が少ない」とあった。北海道は生息地に入ってない!「本当にクヌギカメムシなのかどうか・・・。もしかしたら温暖化で北海道にも進出したのかも知れぬ」。ともあれ、自信はない!

(図鑑やサイトとの照合では、間違いなくクヌギカメムシだと思うのだが・・)
だが、それにしても見事な葉隠れの術じゃないか。よ〜く見なければ気づかずに通り過ぎちゃう人も多いだろう。そうやってこのクヌギカメムシらしきムシは、サバイバルしてきた。
最近、政界にもこういう葉隠れの術が渦巻いてるんじゃないだろうか?いや政界とはもともとカメムシの巣窟なのかもしれぬ。
菅総理、将来「クサギカメムシ」(というのもいるらしい)などと揶揄されないようサバイバルも少しお考えください。
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