【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

ソチ・オリンピック!

プーチンの面目を賭けた五輪が始まった。「汚職汚染度は金メダル」と揶揄される今回の五輪だが、広大な領土と多様な民族の時空間を、音と人と映像で演出した開会式は見事だった。慶事外交も演出して存在感を示せたプーチンとしては、さぞかし満足だったろう。
※開会式で存在感を示したのはプーチンだけじゃなかった。帝政ロシア時代から続くロシア文化やデザインの質の高さだった。ことに、1900年の「パリ万国博覧会」で銅メダルを獲得したマトリョーシカ(木製人形)は、いずれの場面でも異彩を放っていた。

(強面のエリツィン元大統領。彼が後継者としてKGB(秘密警察)出身のプーチンを選んだ)
※ご存知のように、マトリョーシカ入れ子人形である。胴体の部分で分割すると、ひとまわりずつ小さくなる6種類ぐらいの人形が、次々と飛び出してくる。19世紀末、箱根に来たロシア修道士が持ち帰った箱根細工(七福神入れ子人形)が起源という説が有力らしい。
※モチーフは様々だが、今回オリンピックグッズとして注目を集めてるという。強権国家として世界から脅威の目で見られがちなロシアとしては、脅威論を払拭する格好の材料と言えるだろう。

ソヴィエト連邦時代からの歴代指導者。同胞を2000万人死に追いやったと言われるスターリンもいる)
※写真のマトリョーシカは、40年前から医療機器関係のロシア貿易を進めてきた企業の社長からロシア土産として頂戴したものだ。レーニンに始まるソヴィエト連邦、ロシアの歴代指導者がモチーフとなってる。15年ほど前に頂戴したので、プーチンはまだいない。
プーチンを親玉にし、メドベージェフを2番目入れ子にすれば爆発的に売れるかもしれないのに…。でも製作者は言うかもしれない。「プーチンを親玉にすれば、プーチン批判罪で監獄行きになっちまう!」

スノーボードHPで15歳の中学生、平野歩夢クンと18歳の高校生、平岡卓クンが「銀メダル」と「銅メダル」を獲得した。朗報をありがとう!また、ノルディック複合で銀メダルを獲得した渡部暁人選手もおめでとう!
★17歳の女子高生「高梨沙羅」チャンは、残念ながら初代女王とはなれなかった。泣くな、沙羅ちゃん。キミはその小さなカラダにもう何か月も前から、1億2千万人もの重すぎる期待を背負って耐えてた。その姿にず〜っと感動してたよ。ありがとう!
★いずれも10代の選手だ。受け答えもしっかりしてる。そろそろ老害となる年齢になった不肖ワタクシは、やはり若い世代のためにも世界中で採用されてる18歳成人制度の導入議論を始めるべきだと思うのですが…。