玖足手帖-アニメブログ-

富野由悠季監督、出崎統監督、ガンダム作品を中心に、アニメ感想を書くブログです。

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作画の話

ちょっと、ニーたちが体調を崩すシーンが会ったんだが、それが、すごい!


2秒くらいのカットでニーが台詞もなく背景でおなかが痛そうな顔をしてるんだが、原画用紙にするとおそらく8センチもないくらいの大きさなんだが、一目でおなかが微妙に痛いとわかる。
すごくいたいんじゃないの。微妙に不快感なの。
そういう絵がかける湖川友謙は素敵だ・・・。
僕は1982年生まれなので新しいアニメばっかり見てた世代だ。んで、湖川氏の評判は骨格が見えるだのあおりだのといわれてたので期待してみたら、1話では簡単な真横や正面や45度のアングルばかりでがっかりして、下井草井伊乃粥たいしたことねえな。と思ったんだが。
ここ最近の3,4話は湖川氏じきじきに作画監修をしている。(今までしてなかったんかい!)
うーん!すごい。演技が自然すぎる。
とくに、今のダンバインは万国びっくりショーになってるんだが、いろんな外人がちゃんとその国の外人に見えてすごい。こ、ここまで書き分けできるとは、しかも、どのキャラも手抜きキャラがいない!しかも、みんな適度にダサい。
美男美女ばかりのほうが楽やねんで。
今のアニメだったら、キーン・キッスはたぶん萌え萌えなかわいい顔にされて妹キャラになってツンデレとかちびっことか呼ばれるんだろうけど、もうね、キーンはキーンとしかいえない魅力がある。キーンがいてくれて本当にフィルムが豊かになってる。
でも、フィルムが豊かになっても、フィギュアや同人版権やゲームとかにならない子は会社を豊かにはしてくれないんだぜ?
それでも俺はダンバインを見てるおかげで生きるのが楽しいので最高です。
まじで、湖川氏を見直した俺。偉そうに・・・。
見直した今だから言えるが、おいらは萩原一至がバスタード!の完全版で書き直すのと同じくらい、湖川あおりが嫌いだったの。あのあごが。
でも、ダンバイン自体には湖川あおりってほとんど無いんだよな。普通のあおりやねん。自然やねん。
湖川なのに。
つまり、誤解してた。
あれかなあ。湖川氏はすごいパイオニアだったわけだ。だから、その当時を知らない俺はありがたみがわからんわけだな。
ためしに、僕も湖川あおりを練習してみたんだが、授業中に。なんとなく描けそうな気はするんですよね。メソッドとしては判りやすいし。だから、今のアニメーターに普及しすぎてヤッパシ俺にはありがたみがわからんのだな。
そんでも、今日のニー・ギブンの微妙な表情は素晴らしいビミョウっぷりだ。