無精

 前回は”出不精“になったと書きましたが、このブログの更新もこのところ大分無精しております。因みにこの無精という漢字は、”不精“でもよいらしく、辞書には両方掲載されています。まあどちらでもよいと言う、文字通りの無精な定義らしく、この漢字にふさわしいものです。
 政治の世界はこのところさらに緊張感を欠いた状況が続き、この国は専制国家にでもなったような雰囲気とダレ方ですが、沖縄では相も変わらない米軍の横暴ぶりと“日本国”政府の沖縄に対する植民地的扱いに、県民の怒りと不満は渦巻いているようです。とてものこと“無精”などしては居られない”占領下“の生活を強いられています。米軍基地近くで育った私は、他国の軍隊の暴力性を身近な体験として記憶しています。先日の新聞に、占領下の沖縄で起きた15歳の少女に対する凌辱事件の記憶が掲載されていました。おそらく何十年経っても忘れることの出来ない無念で悍ましい記憶であると思います。国会で居眠りをしている馬鹿どもには金輪際理解できないことであろうし、そのような者たちを選んだ選挙民にも同様の不快感を覚えます。
 私はいろんな面で無精者ですが、人の尊厳や権利が踏みにじられることには無感覚ではありません。無精な私の神経を逆なでするような社会状況だけにはして欲しくないと、他力本願をしています。

私は無精しているわけではない、寒いだけ。