日本経済を破壊した民主党

漏れはオザワン支持だが、この批判はきちんと受け止めなければ、「原点回帰」しても先はないことになる。
それにしても高田さん(1959年生まれ)、エヴァですか。岸さん(1962年生まれ)のドリームシアターといい、親近感もてる(笑)

公認会計士・高田直芳 大不況に克つサバイバル経営戦略
【第66回】 2011年9月9日

高田直芳
「産業の空洞化」はいつから始まったのか 円高より企業を追い詰めた民主党政権誕生の罪
http://diamond.jp/articles/-/13955
(略)
 その前に、仮説といえば最近、「福島第1原発放射能の影響で、蝉の鳴き声を聞かなくなった」という話が広まっているのを聞いて鳥肌が立った。自ら観察して、自ら考えて、おのれの理性で判断する、ということを、ニッポン人はいつから放棄してしまったのだろう。

 放射線量や蝉の個体数といったデータや、因果関係の証明が不要というのであれば、「地上デジタル放送になったので、蝉の鳴き声を聞かなくなった」という話も成り立つし、「ニッポンの総人口が減少傾向にあるので、蝉の鳴き声を聞かなくなった」という話も成り立ってしまう。『新世紀エヴァンゲリオン』で、蝉が四季を通して鳴き続けるのは、「セカンド-インパクト」によって常夏の国になったから、という話のほうがまだわかりやすい。
(略)
〔図表 13〕では、「08/9」のところを赤色で染めている。ここは08年9月に起きたリーマン-ショックだ。この時期にも「タカダカーブ転換点」の兆候はない。ひとえに、09年9月に誕生した民主党・鳩山政権が、「タカダカーブ転換点」を出現させた原因であることがわかる。
〔図表 12〕をもう一度確認すると、コニカミノルタ以外の7社はもはや、国内で製品を作り、それを海外に輸出する企業ではないことがわかる。別の表現をするならば、これら7社は、登記簿上の本社はニッポンにありながら、収益基盤の大半はすでに海外に移っているといえるだろう。
 国内はすでに「もぬけの殻」といったところか。すなわち、これが「産業の空洞化」である。
(略)
 以上が、民主党・鳩山政権が誕生して以来、ニッポン企業が強力に推し進めている「産業空洞化」という名の経営戦略であり、2年前(09年9月)にニッポンの国民が選んだ道に対して企業が選んだ道なのだ。
(略)

騙されないための世界経済入門

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