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2007-08-25

[]裕福でないと大学にいけないという幻想

でも、格差社会の問題は、この格差が世代を超えて持続されることに集約されていると思うんですが。

格差社会の問題も、みんなとっくに気付いているよね / ハチシロ(ハチミツとシロツメクサ)

逆に、親がワーキング・プアとかやと、いまや全日制の高校を卒業するのも大変やと思いますよ。たとえ、どんなに成績が良くってもね…。

大学進学は、国公立でも恐らく無理でしょう。私が大学(一応、地方の国公立)に行ってた頃は現在よりもっと学費が安くて、ウチが貧しかったおかげで奨学金も全部もらえたけど、それでもギリギリやったから。今なら無理かもね。

格差社会の問題も、みんなとっくに気付いているよね / ハチシロ(ハチミツとシロツメクサ)

以前にも書いたような気がするけど、私は現役大学院生だけど、授業料、生活費、諸々は奨学金とアルバイトで払っていて、親の援助は受けていない。私の場合は大学院からこの形態だけど、兄は私立大学の学部で同じことをやっている。まぁ、ぶっちゃけ実家は貧乏なのである。

正直な話、大学にいけないのを親の収入のせいにするのはそれこそ甘えだろう。国公立大学には授業料減免制度もあるし、有利子でよければ日本学生支援機構の第二種奨学金は最大で月額10万円あるわけで、学業に支障をきたさない程度のアルバイトで修学できる。奨学金の成績基準も普通に勉強していれば問題ない程度。

別の場所。

「頑張らないと暮らしていけない」という言説は「暮らしていけない人は頑張っていない」という烙印を押しているに過ぎません。

煩悩是道場 - 頑張ることと、生きていく権利と、お金を稼ぐことは全部異なる

それは違うだろうと思った。

あとまぁ、社会ってやつは働ける人間は働いて、個々人がより豊かなろうとする、というのが前提だと思うんだ。

そういや、日本はレール(新卒就職)を外れた瞬間に格差が決まって元に戻れないという話もあったりするけどその辺にはだれも言及しないのかな。

追記

なんかブックマークが・・・かるく読んで思ったことを。

思い出したが、日本学生支援機構の場合、第一種奨学金と第二種奨学金を併用すれば月15万までいけたりするので、地方の国立大なら奨学金で授業料も生活費も工面できる(学生なので年金も健康保険も払わないで済む)し、さらに授業料が免除されて寮住まいとかだと経済的にはむしろ余裕があるかもしれない。まぁ、借金なんだけどね。

貧乏なのが不利なのも間違いないけど、本質的に平等にするのも無理(たとえば予備校はどうする)な話で、平等にパスが用意されていることが重要なんだと思う。あまり格差があるのも問題だけど。

あとまぁ、いささか話を単純化しすぎているので、個別のケースがみんな「甘え」なわけではないです。たとえば、「親の援助なし」だけではなく、「親を援助」しないといけないケースだって有り得て、それで進学しないのが甘えかというとそんなことはないと思う。ただ、「大学は行かしてもらう物」ではなく、自分への投資だと理解するべき。別に大学に限った話じゃないけど。

まぁ、なんかぐだぐだ書いたけど、格差というかいわゆるワーキングプアが問題なのなら、そこから抜け出すパスがきちんと用意されているか、パスに乗り損ねても別のパスに乗ることができるか、という話な気がした。

追記 #2

勘違いする人もいるようなので一応書いておく。私は授業料減免は全額免除どころか半額免除の枠からも外れているので、授業料は全額払っている。

追記 #3

公的補助があるよって話で、苦労したなんて話は一言も書いてないはずなのになんで苦労話として読む人がいるのか不思議でならない。授業料免除があって、月に10-15万もあれば生活できる程度にアルバイトすることは難しくないと思うんだけど、その程度も苦労なんですかね。教えてえらい人。

artonarton 2007/08/25 22:02 車所有問題での冷静な態度とはちょっと違うような。
言及元がそこまで考えていないからだろうけど、マイナスのオフセットというのがあるよ。たとえば親が病気で介護の必要があり、かつ貧乏とか。金があれば介護とかはアウトソースできるはずだけど、それができないからとなると、やはり所得格差によると考えるのが妥当ではないかな。

odzodz 2007/08/25 23:17 あぁ、すみません。
http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/workingpoor.html のあたりもそうなんですけど、親の収入が低いと大学すらいけない、と考える人もいるようで、それに対する反論なので話を単純化しすぎてますね

実際、親が自己の収入だけで生活できない(子供が仕送りする状況)ってまでは想定したんですけど、人的リソースが必要になるときついですね。生活保護受給世帯なら介護扶助が付くはずですが、母親が要介護者、父親の月給が18万とか中途半端な状況だとかなり無理っぽい。父親が仕事を辞めて生活保護を受給すればなんとかなるかも(ならないかも)しれませんが、それもなんだかなぁ。

# うそだかほんとうなんだか生活保護の水際作戦なんてもあるらしいですが

ただまぁ、子供がいない、同じような境遇の家庭というのもあるはずで、その人たちが生活できているのなら、所得格差云々ではなく、社会保障の制度がなんだかおかしいのかな、という気もします(公的な補助と自助努力で大学にはいけるので)。

おやじですおやじです 2007/08/25 23:55 >生活保護の水際作戦

ありますよ。悪名高い北九州市が始まりとか。父親が仕事を辞めて生活保護をなんてのは現状では、かなり無理です。その父親がいわゆるKBSだったらどうかは知りませんが…。

odzodz 2007/08/26 01:00 > おやじです さん
あぁ、あるんですか orz

なまえーなまえー 2007/08/26 02:52 馬鹿馬鹿しい話ですが収入の低い親の一部は子供が学を身につけるのをあの手この手で妨害するんですよ。
底辺はおそろしい。

artonarton 2007/08/26 03:35 >所得格差云々ではなく、社会保障の制度がなんだかおかしいのかな
なるほど。そっちの話になるのかも知れませんね。

anonanon 2007/08/26 04:11 日本とフランス 二つの民主主義 (光文社新書) (新書)
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9-%E4%BA%8C%E3%81%A4%E3%81%AE%E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9-%E5%85%89%E6%96%87%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E8%96%AC%E5%B8%AB%E9%99%A2-%E4%BB%81%E5%BF%97/dp/4334033652

この本の中でフランスの奨学金が紹介されてますけど、ほとんど無料や
日本と比較してかなり安いようです。
確か返済もなしだったような。
可能か不可能かと言ったら可能だと思いますが
日本の学生の置かれている環境はそんなによくもないようですよ。

色々突っ込みどころも多い本ですがご一読をお勧めします。

sanjaposanjapo 2007/08/26 04:56 生活レベルにもよるのではないでしょうか。
私の実家もかなり貧乏でしたが、私は自分で費用・生活費等をまかない国立大学を卒業しました。ちなみに、高校も生活費以外奨学金と授業料免除でまかないました。高校は公立です。

生活自体は大学入学後自分で生計を立てていた時期のほうが実家にいたときよりはるかに豊かでした。一例:おかしという生きる為に不要な食品を購入できる。

貧乏です。貧乏です。 2007/08/26 11:30 ただでさえ20代は一人暮らしの自活も厳しい世の中で、どうして大学へ行きながら生活が出来るのか不思議でなりません。
それならば、広い人に仕事と趣味を両立した生活は可能だと言えることになってしまう。
実家暮らしならば十分可能だと思いますが、一人暮らしだと初期投資も莫大です。その上学費も・・・。短時間高収入でない限りは無理でしょう。

出来れば内訳を。

sanjaposanjapo 2007/08/26 15:48 >貧乏です。
トラバしたブログに内訳書きました。読みづらいですが、参考に。
ちなみに手取りいくらで生活されているのでしょうか。
私は15万で生活していましたが、詳しいことを教えていただければ何か手助けできるかもしれません。

ikeyasukiikeyasuki 2007/08/27 00:07 田舎の大学に行けば家賃は安いので、十分暮らしていけるんですよね。
僕は、32,000円の一軒家(かなりのぼろ家だが雨漏りなどは無い)を兄と二人でルームシェアしてました。
それでも、今(東京)の66,000円の賃貸マンションより広かった。

odzodz 2007/08/27 00:22 > なまえー さん
親の収入が関係するかどうかは知りませんが、家業があったりすると本来の学費負担者(親)が協力してくれない例はありますね。
そうなるといろいろ厳しそうではあります。

> anon さん
ご紹介ありがとうございます。今度探してみます。
他に学生の環境がいい国があるのは、百も承知ですが、ただ日本でもなんとかなる状況ではあるんだよ、と。

> 貧乏です。 さん
奨学金をもらえば月あたり5万円になります。で、アルバイトをして月5万も稼げばトータル10万です。都市部の平均的なワンルームマンションならきついかも知れませんが、地方ならこれで十分暮らしていけます。さらに授業料を払おうとすると厳しいですけど。
あとうちの大学の場合、寮に入れば家賃、光熱費合わせて1万円くらいに抑えられます。

> sajapo さん
生活レベルによる?ちょっと良く分からないので捕捉説明していただけるとありがたいです。

> sajapo さん
> ikeyasuki さん
フォローありがとうございます。
ちなみに収入は奨学金が8万にアルバイトが8〜10万ってところでしょうか。1年で数十万は貯金できたのでもっと地方であるならもっと少なくても生活できるかと思います。住むところを選らばなければ。

t_yanot_yano 2007/08/27 02:33 まあおおむね賛成。もちろん他の人の指摘通り、すべての層に適用できないのは事実なんだけど(多重に金銭的問題を抱えていて、働いて家庭を支えないといけない層はたしかに存在するからね)。

もし実家があって、生活がそこで行えるなら、大学に行くことについて金銭面では問題にならない。アルバイトでちゃんと行ける。もちろんそれは結構大変で、大学生らしく遊びほうけることはできないけども、そこはトレードオフで、遊ぶためじゃなくて勉強するためにそのリスクを抱えても良いというなら、大学は行ける。実際私は学費については全部自分で稼いだし。

奨学金が取れれば、実家通いでなくとも国立ならなんとかなると思う。もちろん生活は厳しいけど。京都大学の学生でも家賃3万程度でくらしてたりするし。

問題は地方の学生(近くに通いたい大学がない)とか、多重に金銭的問題を抱えているケースだけど、これは本当に、大学卒業生で裕福になった人が寄付で支えるとか、そういうことが必要に思う。現在の日本の税制では、寄付は悪なので無理そうだけど、今後大学が私企業化していくとしたら、そういう動きもでてくるかも。

たぶんodzさんの言いたいのは、「金がないから大学行けない」という層のうち一定の割合は、そう思い込んでいるだけ、もしくはそこまでして大学行く気がないだけで、実際にはいけるよ、ということなんだと思う。その意見に賛成する。

odzodz 2007/08/27 12:16 > t_yano さん
そうですね。ここにあげた補助制度だけでは救済できないケースがあるのは事実で、それはそれで個別に解決しないといけない問題ではあるんですよね。社会保障の問題もあわせて。

> 「金がないから大学行けない」という層のうち一定の割合は、そう思い込んでいるだけ、もしくはそこまでして大学行く気がないだけで、実際にはいけるよ
分かりやすいまとめありがとうございます。

きむら(K)きむら(K) 2007/08/27 15:57 関係ないといえば関係ないかもしれませんが、こんな話がありました
http://blog.livedoor.jp/blur66430/archives/51082122.html

odzodz 2007/08/27 19:22 > きむら(K)さん
おぉ、タイムリーですね。

ぽちぽち 2007/08/28 23:53 本当の貧乏は生活のことでいっぱいな生活です。大学へ行くという選択肢を考えることすらない生活です。義務教育が終わったらすぐ働いてくれと親から願われるような生活をしたことがない人はわからないと思います。
大人になり自分で生活できるようになって始めて色々な補助や奨学金があることを知りました。
本当の貧乏とはそういうものだと思います。
すぐに働き手となっていかなかければいけない生活でなかったのだから貧乏だったのではなく環境や親に感謝しなさい、お願いします。

odzodz 2007/08/29 17:19 > ぽち さん
言われなくても自分をサポートしてくれてきた様々な人たちには感謝してますよ。
そのような補助に関する情報が足りなかったとか、モチベーションを持てない環境に置かれたということ自体は察するにあまりありますし、それは私の想像を超えているかもしれません。ここに挙げた補助制度だけでは不十分な世帯があるというのも事実だという話は上のコメントにも書いています。
ただ、15やそこらの人間が働かなければ生活できないというのなら、それは社会保障制度の問題じゃないでしょうか。

ぽちぽち 2007/08/30 17:31 感謝しているということで大変失礼致しました。

ただし、「幻想」ではない生活をする人間がいる。「幻想」の言い切がゆるせない。

odzodz 2007/08/30 18:36 > ぽち さん
うーん、すみません。かなり煽り気味のタイトルをつけているのは確かで、補助が不十分な層があるであろうことは認めます。

sanjaposanjapo 2007/12/25 09:11 補足
http://d.hatena.ne.jp/sanjapo/20070826

>ぽちさん
うちも働けって言われました。
半ばあきらめ気味で公務員になるよていでしたが、
12月に公務員の内定が決まり3月までいろんな方と話した結果
家を出ることにしました。

まあ、早い話が決別です。
で、公務員をお断りして、県外をさまよって、一年間働いて、
その後大学に行きました。

>本当の貧乏は生活のことでいっぱいな生活です。大学へ行くという選択肢を考えることすらない生活です。

まあ、その生活を変えたかったから自分でどうにかしたんでしょうね。
そもそも、高校進学時点で大学に行くつもりの選択肢をとっていたので、その3年間を無駄にしたくも無かったですから。

生活は家を出てからのほうが楽だったという現実・・・。

今では小学校でもネット使える社会ですので、情報不足による選択肢不足に陥る可能性はだいぶ少なくなったんでしょうが、まあ、幻想ではない生活をする人はいますね。

実家に帰るとそう思います。
完全に限界集落でした。

あ 2008/02/28 01:16 あ。
。。。

いでq。

会社員会社員 2009/02/22 23:16 はじめまして
学部によると思います。貧乏な方が奨学金を借りて卒業するまでは問題がありません。真の問題はその後の返済です。
就職の悪い大学学部or就職が良くても給料の安すぎる職種系学部(介護等)ですと、残念ながらそのまま負債となってしまいます。
就職が確実で有る程度の見入りが期待できる大学学部(医学部、ある程度の著名大工学部)なら借りても大丈夫かと思います。要するに貧乏な家ですと、現実問題行っても良い大学学部が限られるのではと思いました。

odzodz 2009/02/25 23:00 > 会社員さん
あー、なるほど。卒業後にそれなりの給与がもらえないと厳しいと。それはあるかもしれませんねぇ。

あれまあれま 2009/07/31 12:01 格差問題は,あまえの問題として取り上げることでもなく,個々の事例(例:お金がなくても工夫や努力でなんとかしている人,お金がなくて大学に行けない人など)をクローズアップして取り上げることでもないように思います.また「完全平等」を訴えているわけでもないと思います.
グループとしてデータを扱うと,確かに「親の」経済状況が子どもの学歴に反映されてしまうという事実があり,多かれ少なかれ格差はあるにしても,その状況が「拡大しすぎる」ことは,個々にとっても社会全体にとってもよくないということではないでしょうか?
私も院卒ですが,大学院に通っていてもこんな机上の議論展開をされていることをさみしく思います.

うーうー 2009/08/07 06:12 色々な考えがあり興味深いです
会社員さんの意見に少し付け加えで、女性の場合子供を2人以上産んで育てたい場合会社は辞めなければいけないことが多いらしいですね(すいません女でも既婚者でもないんで詳しくは分かりません)
その場合、残りの借金は夫が返済することになりますが、夫も借りていたりする場合返さなければならない負担は大きそうです

また、奨学金は所詮借金なので多量に借りなければならない場合借金をしているという現実に尻込みする人もいるかもしれません

は?は? 2009/08/21 02:45 んなくだらない事書く暇あったら世界で貧しい子供に募金しろよ暇人ww
それでも甘えって言えんのかよ!鉛筆もノートも買えないのにさぁ

自分頭いいです勉強出来るんですって言いたい訳だろ?

ただの自慢坊じゃんw

kanmin765kanmin765 2012/10/25 20:24 現役世代は「親権者」がOKしないと大学どころか高校にも行けません。
下手な家では15で「渡鹿野島」に売るとか言う発想をする親もいますよ。(うちの母親と義父です)
あと、20代過ぎても身内(三親等内)保証人が必要です。
(例外:放送大学、日本福祉大学通信課程(学士のみ)同校大学院は身内保証人が必須。)

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