危惧

 東京都知事選だが、現職知事の石原候補がリードして、その後を前の宮城県知事の浅野候補が追いかけるいう展開になっている。
 その外いわゆる泡沫候補と言われている候補の中には風水研究家とかタクシー運転手、易学者、デレッタント、勝訴訟証拠評論家などと訳の分からない連中が十人あまり立候補しているが、彼らに混じって外山恒一というストリート・ミュージシャンがいる。
 その外山候補の政権放送を以下で見ることが出来る。


 http://www.youtube.com/watch?v=ccwpbsJsWvM


 なんだか真面目なのか不真面目なのかよく分からない。 不気味であるが、それでいてどこか笑える。 笑いをとるためのジョークで立候補して、政見放送に臨んだともとれる。 彼の顔は今にも笑いそうだが、だが・・・その目はけっして笑っていない。
 彼だけは他の泡沫候補とは違う、とオフは思う。 この手の男はたしかに今のところ泡沫候補の一人だが、大化けする可能性がある。 時代が彼を生み育てていくのである。


 昔、参議院選挙だったか衆議院選挙だったかにオウム真理教の教祖麻原彰晃が立候補したことがあった。 ショコ〜ショコ〜と変な唄を繰り返して歌って、教団の女性幹部連中が真面目に踊っていて、バカバカしくて思わず苦笑したものである。 当然、麻原は選挙で落選したが、その後の彼のやったことは承知の通りである。
 しかし、国会議員に立候補した頃の麻原は、その後に彼が首謀者としてやることになった一連の事件をすでに心の中でひそかに計画していた訳ではないと思う。 彼もまた組織が大きくなり、そのい結果追い詰められる流れの中であのような一連の事件を起こしたと考えるべきである。

 そして今、組織は持っていないがこの外山候補が登場してきたのである。 彼の登場は不思議でもなんでもない。
 人々の心がすさみ始めているこんな時代には彼を生み育てる下地がいつの間にか出来ていて、波に乗るようにこの後、大化けする可能性がある・・・とオフは思って危惧している。
 
 
 今日の仕事


 サニタリー前の天井を張る。 四分の一坪程度なのだがちょうど棟と棟の谷になっている箇所で仕事がややこしい。
 既存の流し台を取り外して全部外へ出した。  その後、キッチン部分の床をはがして根太、大引きとも切り落とす。 平らではないが一応土間コンクリートがしてあり、嬉しいことに湿気が上がってない。
 この後、土間コンの上に大引きを転ばして根太を伏せると、キッチンの床が約10〜15センチほど既存の床というか、ダイニングの床より下がることになる。