武満の「翼」を石川セリが歌ったバージョン。

坂庭省悟はこのあと数年後、53という若さであの世へ。しかし「花嫁」、いい曲ですねえ。

坂庭の盟友だった城田じゅんじ、あれこれの検索でたどりついたら、なんと、事件を起こして塀のなかにいたんですね。いつか、どこでだったか、近所の公園を散歩していて、ベンチで苦しんでいるアメリカのおじいさんを保護して世話したら、大変な金持ちでアメリカへきみたちを招待するという。ホラを吹いてると思っていたら、ほんとうに招待状が届いた、みたいな話をしていたのが印象的だった。いろいろ、あるもんですねえ。

角川文庫の新刊、山田深夜『電車屋赤城』が届いた。解説はぼくが書いています。編集者のていねいな礼状が入っていて、角川の津々見潤子さんは原稿依頼から、終始一貫して礼儀正しい編集者でした。気持よく仕事をさせてもらった。この小説、もと電鉄マンでないと書けない整備士の日常がふんだんに盛り込まれ、ドラマか映画になるといいと思いました。越川さん、どうかな。

昼少し前、家内の運転する車で外出。五日市街道沿い「浜勝」でロースかつのランチを。お代わりはしなかったが、ゴハン、キャベツ、つけもの、味噌汁のお代わりもできる。ここはいい店。
三鷹上々堂」で精算と補充。ついでに西荻音羽館」へ寄って、本を売る。途中、武蔵境病院近くに古本屋を見つけ、一瞬、古ツアさんに知らせなきゃと思うが、帰宅後検索したら、すでに踏破済みだった。そりゃあそうだ。
西荻「タイムレス」にも見参、開店のお祝いに何か買おうとがんばるが、申しわけない、ぼくのキャパでは買えませんでした。いわゆるセレクトショップで、隙のない品揃え。ステキな店であることはまちがいない。
音羽館」では、寺山修司『黄金時代』九藝出版、岡崎正通・大和明『続モダン・ジャズ決定盤』音楽之友社、「ユリイカ 江戸川乱歩」、「ブルータス 本屋好き。」を外で、『大橋歩の生活術』をなかで買う。「西荻ブックマーク」で、9月、魚雷くんのちくま文庫新刊にあわせて、久々に登板、魚雷くんとトークをします。上京、中央線、古本、私小説、ライター生活など二人に共通する最強のテーマで喋る予定です。また、決まったらお知らせを。
三鷹「ブ」で、ジャズを二枚。上々堂で売れたお金で買う。こういうとき、子どもがお年玉をもらって好きなもの買う気分でうれしい。SONNY ROLLINS [WAY OUT WEST] ,THAD JONES [THE MAGNIFICENT]。