大阪市の“ヤミ昇給”

大阪市が“ヤミ昇給” 内規で46年、3年で43億円
 大阪市が原則1年の職員の昇給期間を前倒しする特別昇給制度を46年間にわたって外部に公表せず、支給を続けていたことが22日分かった。非公表の昇給に必要な公費は、最近3年間で計約43億円(予算ベース)に上る。
 同市給与課は「これまでの担当者が踏襲してきたのだと思う。今からみれば適切ではなかった」として見直し作業に着手、規則などに定めて来春にも公表する方針。
 同市では職員の団体生命共済の掛け金を市が全額負担し、22年間で約100億円の公費を負担するなど「厚遇」が問題化しているが、“ヤミ昇給”の実態が明るみに出たことで、市民の批判が強まりそうだ。
共同通信) - 12月23日2時15分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041223-00000004-kyodo-soci

組織的背任、横領行為である。
今まで意味もわからずに前任者を踏襲してきた給与課職員をはじめ、
出納長や助役、市長は歴代遡って返還させるとともに、
現職については懲戒免職ないしは罷免するべきである。
お手盛り処分であってはいけない。


少し前には、

職員の保険料全額公費負担、京都市は40年間継続
 大阪市が団体生命共済に加入させた全職員分の掛け金を全額公費負担していた問題に関連し、西日本の他の多くの自治体でも、保険料の全額または一部を公費から支出していたことが22日、読売新聞の調べでわかった。
 京都市では約40年間、掛け金を全額負担していたうえ、別に市の補助金を得ている互助組織が上乗せして弔慰金を支給しているが、掛け金の負担に関して条例の規定はない。職員への弔慰金の公費補助も多くの自治体で長年続いていたとみられ、住民からは「身内優遇のお手盛りだ」と批判が出ている。
(中略)
 「京都・市民・オンブズパースン」代表の折田泰宏弁護士は「福利厚生とはいえ、掛け金全額が公費というのには違和感がある。きっちり条例に明記しないと不透明なヤミ手当にもなりかねない」と話している。
(読売新聞) - 12月22日14時40分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041222-00000506-yom-soci

というのがあった。たいしたお手盛り団体である。
大阪市は職員のプライバシーよりも情報公開を優先して、
全職員の給与他市や組合から受ける待遇のすべてを公開するべきである。
貴様らに保護すべきプライバシーなどない。

岩隈問題解決

無事岩隈の金銭トレードが決まったわけだが、
わけのわからないことをいう人がいる。

ノムさんが岩隈、選手会を糾弾 「ワガママ許すと秩序保てない」
 社会人野球・シダックス野村克也GM兼監督(69)が22日、都内でオリックスでのプレーを拒否して楽天入りが決まった岩隈久志投手(23)を「ワガママ」と糾弾した。選手会にも批判の矢を放ち、頻発する不祥事を防ぐため人間教育の重要性をあらためて説いた。
 野村監督はこの日、都内のホテルで行われた社会人野球のベストナインの表彰式に出席し、岩隈問題を斬った。「けしからんよ。契約は、ハンコを押したら自由も選択権もない。プロというのはそういう世界。野球はルールに従ってやるもの。ワガママを許しちゃ、秩序は保てない」
 だが、岩隈を応援する選手会に対しても、知将は冷や水を浴びせかけた。9月23日の協議交渉委員会の席上、オリックスの小泉球団社長が「選手の意思を尊重する」と発言したことを盾に、移籍の正当性を訴えたことに「文書に残っていなければ、それはルールと言えない。選手会が後押しなんて、とんでもない」とした。さらに岩隈の主張が通れば“前例”となり、選手誰もが「あそこがイイ、ここはイヤ」と希望を出すだろう。それでは球界が無秩序になるとみた。
 そして、名将は岩隈問題の根本を「人間教育の欠如」と厳しく糾弾した。「人間教育、社会人教育が欠けているからこうなるんや。ルールを守るのは、人間の最低条件だ」亜大の集団痴漢事件など、師走の球界は暗い話題が続出している。「根は一緒。スポーツマンなら、ルールに従うのが一番大事」心身ともに充実したプレーで魅せてほしいとの願いがある。
(スポーツ報知) - 12月23日12時0分更新

岩隈の発言が「ワガママ」だとしても、
今回に限って言えば許される「ワガママ」なのである。
それは、なぜか、オリックス側の言い分こそが(それ以上の)「ワガママ」だからである。
選手に人間教育の必要だという考えを否定する者ではないが、
今回の騒動を見る限り人間教育が必要なのはオリックス小泉球団社長ではないだろうか?

そもそも、
「文書に残っていなければ、それはルールと言えない。選手会が後押しなんて、とんでもない」
という発言自体がとんでもない発言である。
口約束も約束である。書面が残っていないことは証拠上の問題にすぎないのである。
このような前例を悪いと言うのであれば、約束しなければいいだけである。
今回の約束は近鉄オリックスの合併に伴うものである。
通常の過程で生じるものではないことを認識すべきである。
そもそも、「契約は、ハンコを押したら自由も選択権もない。」
目的語がないからよくわからんが、自由がないのは問題ですよ。

今朝の読賣テレビで川勝幸三氏も同旨の発言をしていた。
岩隈の「ワガママ」は単なる「ワガママ」ではない。
それなら、とりあえず建設的に合併時のルール作りでも提案してはどうだね?
そもそも今回の事件は合併時のルールがあいまいだったからだよ。
まぁ、作ろうとしたら、選手会が反対するかもしれないけどね。
でもそのルールに球団が減少する合併については、
新球団を積極的に参入させることとかすればいいわけだし。

プロ野球OBも含めて人間教育が必要のようです。