補助金行政に思う

森友学園加計学園、日大、至学館大学と、世間を騒がしてきたと思っていたら、またまた、今度は東京医大である。問題は、これらの学校に交付される大きな補助金が陰に陽に大きな影響を与えているということである。

今の制度では、補助金を受け取る側は、多ければ多いほどいい、というところに問題がある。何でもそうだが、反対給付というか、世の中、陰と陽、プラスとマイナスがあって、丁度バランスがとれているのである。
今のように、取るだけ取った方が得というのではなく、例えば、、政治家の政党助成金や寺社の税金の減額などなど、公的な資金を受け取った額(または比率)にしたがって、罰則を普通の2倍3倍にするなどの代償が必要ではないだろうか。

それにしてもこの収賄容疑で許せないのは、昨年1月、文科省天下りあっせん問題で、官房長として監督責任を問われ“厳重注意処分”をうけたそのすぐ後に、受託収賄の話が進められていたという事実である。罰則を普通の2倍3倍にするどころではなく、“厳重注意処分”という名目の甘々の処分だったところに最大の問題点があると思えるのだが・・・。