今週のキック

ゲストなし、「ウーマンリブ先生」公演が始まってからの収録回。先週分までは公演まで1ヶ月近くある、と言っていたくらいだったので、実際収録も1ヶ月ぶり、みたいな感じだったらしい。きのうは休演日明けで云々という言葉が出てきてたので、多分先週の水曜の収録…あ、阿部さんのゲスト回の収録をした日か。なるほどなるほど。ちなみにこの収録の時点ではまだ遠藤ミチロウさんゲスト回の収録はしてなかった模様。清水ミチコさんの収録は、ミッチャン側のブログ*1によると木曜だったようなので、水木と日中に2本ずつ録った感じだったのかに?
話題としては、ウーマンリブ先生話、インド話、TENGA話といったラインナップ。ウーマンリブ先生の話は微妙にネタバレに通じるので、このエントリの最後に畳んで書いておく。しかし、「ネタバレって言っても俺が言う分には構わないと思うんですけど」っつって喋っちゃう宮藤さんがやっぱ面白い。わたしはあんまりネタバレこだわらないほうだから、このユルさを楽しめるけど、嫌な人は嫌だろうに。っていうか、嫌だと思う人を嫌がらせようとしてる…?
あと、出待ちがいない、て話をしてたのも面白かった、出演者が13人いて出待ちが3人、とか。「阿部くんとかがいないからでしょ?」ってのも、実際そうだろうけどさー、っていうね…。サンシャイン劇場は出待ちがしやすいそうですよ、楽屋口から出ても、劇場出口の外の同じエレベータ使わないといけないんだって。でも「マラソンの給水ポイント」みたいな扱いしかしないとも言っていて、確かに何度か宮藤さんがファン対応しているの見たことあるけど、毎回必ず、身体の正面は完全にファンの逆側、みたいな感じだったもんなあ。身体の芯がすっごい逃げてる感じ。相当嫌がってるようにしか見えない。なのに出待ちがいない、とか言いたがるのが宮藤さんらしいっつか…何かこう…面倒な人ですねホントに…。
インド話、きのう「渡航先は本当にインドなのか?」みたいに書いたところだったので、わたし的には勝手にタイムリー!って感じだった。宮藤さんの大学の同級生のたかのてるこさんの著作「ガンジス河でバタフライ (幻冬舎文庫)」をドラマ化することになって、その脚本を頼まれたんだって。インドの旅行記みたいな感じの本だから、インドとか行ったことないし、って断ろうとしたら、じゃあインド行こうよ、となって、シナリオハンティングで10日くらい行くんだそうだ。ウーマンリブ先生が終わったら、ってことは、今月末から来月にかけてくらい? 「嫁とロック」の発売の頃日本にいないっつう話だったもんな、発売日は12/6…まあ、そんくらいってことか。このシナリオハンティングの旅の様子もカメラを廻して放送するんだそうで、名古屋テレビの開局何十周年記念番組みたいな扱いでやるらしいんだけど、こっちではどこの局で流すのかまだ決まってないそうな。そういうもんなのか…この記念番組、って多分ドラマのほうのことだよね、割とぱかっと引き受けてるとこを見ると2時間とかの単発ドラマなんだろうきっと。
予防接種を受けた話をしてたんだけど、聴いてるだけで何か怖くなるような「絶対具合悪くなって帰ってくるに違いない」的確信に満ちていて、「インド行ったら…向こうで何も食べないってことかな…?」「もう、UFO とか持ってこうかと思って」とか口走ってて笑った。あと、10日くらいだから「価値観が変わったり、人間が変わったりとかはしないと思うけど」っていうのも。インドといえば、っていうのが分かりやすくていい。たかのさんがインド滞在中に体験した、今なお残るカースト制度のあれやこれや、「テーブルの上を拭くカーストとしたを拭くカーストが違って、上を拭くカーストの人に下を拭けと言うと怒る」とかは取材が楽しみだ、みたいなことを言っていた。これ、ドラマの中に入ってくるんだったらわたしとしても楽しみだなあ。多分宮藤さん、こういうのを描くのめちゃくちゃ上手いと思うので。
あと、TENGA 話は前回放送分から数えれば1ヶ月近く経っている訳で、要はその1ヶ月の間にカヲルさんが実際に TENGA を試したっていう話。しかしその、試すための TENGA を何故か星野源ちゃんに買ってこさせたというカヲルさんがひどくて面白かった。しかも何故か、色んな体位用の種類があるグッズのうちのアナル用のものを買って来たというのが笑った。「お金はいいです」って言った源ちゃんもおかしければ、「キツいのとユルいのと2種類あるのを試させていただきました」と神妙に報告するカヲルさんもおかしい。でも一番おかしかったのは、「それ男ってこと?」「源ちゃんが買ってきたのがそれだったの?」「そのパシりはよくないパシりだよ」「ポカリスエット買って来いって言ったのにジョルトコーラ買って来られたみたいな」と宮藤さんがやけに憤慨していたところだったなあ。源ちゃんのパシられセンスを疑う、みたいな力点が、相変わらずちょっとズレてる感じで、らしいなあと。あと、アナルを模したオナホールを咄嗟に「男じゃん」と評し、「ブロークバック・マウンテン*2じゃん」と続けるあたりもらしいっていうか。
一番印象的だったのは、宮藤母が「嫁とロック」のことを「お嫁ロック」と言ったという話。「きのう」と言っていて、カヲルさんも「何度も言ってたよね」と相槌打ってたところを見ると、ウーマンリブ観に来てらしたということか。にしても可愛い言い間違いだなあ。もう、タイトル「お嫁ロック」に変えればいいのに、とすら思う。そんくらい可愛い。きゅんとなった。
じゃ、以下はウーマンリブネタバレ話。池津さんと源ちゃんネタ。携帯からご覧になってる舞台未見の方とかはご注意を。ちなみにきのう WOWOW のカメラ入ってたんで、放送あると思います。足を運ぶ予定がなくても知りたくない人も自己責任でひとつ。
「シモネタっぷりに驚いた」というリスナーからのメールに、「今回は必然性がある」と言い張る宮藤さんだったんだけど、「池津さんのシーンにはどっぴき」みたいな記述には変に納得していて「登場するや否や存在がシモネタ」と。まったくだよ…きのう、夜公演を観た後にはなさんやオレンジスカイさんとご飯食べながらお喋りしていたとき、WOWOW のカメラのことで「放送できるのか?」という話になったんだけど、そう言いつつも今回は意外とNGワードそのものは言ってないね、スプリンクラーとかレニークラビッツとかレマン湖とかガンダムとか言ってる*3し、っていうところで納得してて、「ダメなのは黒池津のシーンだけだ」という結論に達した。ブレずにやる池津さんがホントにすごいってことだよなあ。フラガール自慢もしてておかしかった、「生ですからね」「池津さんのフラガールのためだけにでも観に来る価値が」とか。
「源ちゃんの衣装」と最初濁していた話題は、結局「衣装がない」「色んなものでチンコを隠す」と喋っちゃってた。リスナーのメールに「しょうがないよね、それは書くよね」と変に納得してたのがおかしかったなあ。源ちゃんは劇中ほぼ全編全裸のままなので、通し稽古のときとか、お腹痛くなっちゃったんだって。そりゃあ冷えるだろう…でも通し稽古の途中で「宮藤さん!」って来て「お腹が痛いです!」とトイレに駆け込んだというのが小学生っぽくて可愛いっつか。本番中も出番がないときはバスローブを着て、袖でひとりでストーブ当たっているのだそうです。「かわいそうに」って他人事な言い種も面白かったけど、「そんな源ちゃんのためだけにでも観に来る価値が」と被せてたのも笑った。源ギャル対策。

*1:このブログについてはキクさんが教えてくださった。皆、宮藤さんが何かに出てるのを見ると「教えなきゃ」と思ってくれるようだ。ありがたいというか、恥ずかしいというか。ミッチャン、わたしも TalkMasterⅡユーザだよ☆

*2:感想キックで言ってたことがあったんだよね確か。その回たまたま聴けてなかったんだけど、こういう「男は皆潜在的には男が好き」っていうようなテーマには肯定的だったに違いないと勝手に思った。「男は皆女なのよ」なんつう台詞を書くような人ですからね…。

*3:「ああーん、レマン湖の水位が上がってるう〜、レマン湖ガンダムがあ〜」っていうのがホント笑った。大体レマン湖って! もーホント上手すぎる。ダメな喩えの例としてのレニクラもおかしかったなー、こういうところの力の入れ方が大好きだ。