俺はなでしこ

 はてなダイアリーから、2018年12月に引越してきました

ヒューストン4日目【ヒューストンといえばNASA!】

8/26(火)晴天、および通り雨。7:30起床。8時には朝食、9:10出発。どこへ? NASAですよ!
同じ市内といいながら、だたっぴろい都市なので、高速を飛ばしても1時間かかるそう。こちらの方々は車移動が基本なので、通勤でも車で1時間なぞ当たり前だとか。そんなに遠いのなら、電車走らせようよ〜。環状線路作ればいいのに。

写真左は助手席から眺めた高速道路。片側車線だけで、これだけの広さでっせ。友達いわく、テキサスでは (他の州も一緒かしら?)、自動車学校がないそうです。びっくりだよ! 家の前の道路で身内や知人に運転を教わるのが、教習代わりみたい。そして免許センターで試験を受ける→合格。「だから、日本のほうが運転うまい人、多いと思うよ。道幅も駐車場も狭いところ、上手に入れるものね」はー。
日本との差としてもう一つ、「日本の道路は、車が等間隔で流れている(規則的)けれど、こちらはばらばら (不規則)。流れを気にしなくていいぶん、アメリカのほうが気軽に合流しやすいかもね」。エントロピーの法則?
写真右は信号機。信号が電線にぶら下がった、古いタイプのものです。かわいい! 今は信号機も進化していて、新しいのは人工知能付きだそうですよ。混む時間帯や車の流れを日々インプットして、最適な信号の長さを目指しているらしいです。しかし機械の悲しさ、寿命がきて新しい信号に取りかわると「イチから」状況判断をやり直すため、最初はちょっとおばかさんなんだとか。で、だんだん賢くなってゆくと。日本では、信号にAIを仕込む発想はないんじゃないかしら。その代わり、信号をしゃべらせると思う。「青ニナリマシタ」「早ク渡リマショウ」「ゴ利用、アリガトウゴザイマシタ」やるとしたら、AIよか絶対こっちだと思う。


話が脱線したが、早めに家を出たおかげで、ちょうど1時間でNASAに到着。平日の午前中とあり、観光客が押し寄せる土日と比べて、かなり空いているらしい。
まずは、友達おすすめの「Tram Tour (トラム・ツアー)」10:40の回。NASAの敷地内をトラムで案内し、ジョンソン宇宙センターの中も見せてくれるというもの。だいたい1時間強のツアーです。初老の運転手さんに、ノリのいいお姉さんが補佐について、いざ出発。

土日は、実際に職員の方々が働いているフロアを見せてもらえるそうですが、平日は勤務中につき、今は使っていない管制室へ案内されました。なんと、アポロ13号の管制室! 機材がレトロで、特撮映画の世界よ。左下の写真、右端に赤電話が置いてあるの、わかりますか? 時代よね〜。
管制室内部には入れず、ガラス越しに見るだけです。トラムの運転手さんが、この部屋とNASAの歴史を滔々とはじめて「この人、ナビゲーターもするのか!」とびっくり。もともとNASAに勤めていて、退職後にトラムの運転手になったとのこと。NASAを愛しているのね。
次は、スペース・シャトルの実物大モデルで、乗組員がトレーニングをする場を見学。

写真右は、シャトル・モデルの噴射口。このモデル、すんげー張りボテ感満載なんだけれど、写真では伝わらないのが残念だわ。
ジョンソン宇宙センターを出て、実物のシャトル展示場へ。昔は野ざらしだったらしいけれど、今は腐蝕を抑えるため屋根付きになったそうです。


実物は迫力ですよ。しびれる〜! これでトラム・ツアーの見学は終了、あとは戻るだけです。

トラム・ツアーのあとは、一般客向けセンター内で Starship Gallery を回ったり何だり。社会科見学で来る子供を対象にしているらしく、全体的に、東京・上野の科学博物館のノリに近いです。



最後の写真は MOON STONE を触れる場所です。といっても、実際に置いてあるのはスライスされた小ちゃな石片で、ごつごつした月の石を想像していた身には、ちょっと肩すかし気分。たくさんの人に撫でられて、表面がつるつるしていました。


15:15頃、NASAに別れを告げ、街なかのモール「Galleria (ギャレリア)」に向かう。2日目に行った Down Town とは別の場所で、もっと人通りの活発な街です。。

まだ高速に乗っている最中、サンダーストームに遭う。一気に黒い雲が接近し、叩きつけるような大雨。稲妻が何本も落ちていた。久しぶりに稲光を見たわ〜。サンダーストームに追いかけられたらどうしよう、と心配したけれど、ほんの15分くらいで、車のほうが黒雲を追い越しました。

街なかに近づくと、路傍の建物が華やいだ雰囲気になるから不思議です。ところで「Galleria」は、ヒューストン市内でも高級店がそろった都会派モール。ポイントは、欧州系ブランドが入っている点です。自国ブランドのCOUCHは巷にあふれても、他国ブランドはそうでもないのが、アメリカらしいと言えばらしいですね。
自分、旅先だと買物スイッチが入ることが多いんですが、ここでもCOUCHのデニムバッグを買っちまいました。昨日はスリッポンを買ったし、買物スイッチおそるべし。しかし、正価でも日本の4割引で買えるとは、どんだけ日本直営店ボッてんのよ〜。一仕事終えた気分で17:30にGalleria を出発、18:30に帰宅。

さあ、今日はまだまだ、夜も長いですよ。友達宅でひと息ついてから、夕食の店へGO!
テキサス名物、「Tex-Mex (テックス・メックス)」料理です。テキサス+メキシコ=Tex-Mex。メキシコと国境(州境)を接しているテキサスは、歴史的にもかの国の影響が強く、メキシコ風の料理を指して Tex-Mex というそう。

いただいた実感は、ほぼメキシカン。写真左端のナチョスが、この量で「サービスのお通し」。他の皿の量も、推して知るべし。美味しいけれど、食べきらない! 結局、余ったぶんはお持ち帰りのバギーに入れてもらいました。アメリカでは、気軽に料理のお持ち帰りができるそうです。双方、合理的でいいよね。
さすがに朝から動きっぱなしで、帰宅後はみんなお疲れモード。早々に解散して寝支度をし、零時就寝。