自信溢れるギド、意気上がる「大事な人」

orion10142004-08-30

[*写真は美しい水原(スーウォン)ワールドカップスタジアム。人ひとりいないここでもピッチに降り立つことができた。]
【J1セカンド、第3節(8月29日)】

浦和 3 - 2 磐田 [埼玉] :レッズは3連勝。3試合で13点だもんね。凄い。。磐田は一体どうしたのだろう。(鹿もだけど)・・・・しかしレッズも浮かれないようにしないとね。
神戸 3 - 4 新潟 [神戸ユ :ヴィッセル3トップで26シュート!!平瀬もゴール、は実らず。
鹿島 0 - 1 市原 [カシマ] :西部氏によると『何度か市原のカウンターを食らったものの守備に大きな崩れはなく、ポゼッションもよかった。チャンスも作った。』とのことだが、いずれにしてもオシムさんにビシッとやられたらしい。この時期の連敗は取り戻せるとは思うけど。それにしても今季ホームで初黒星。フーッ。
柏 2 - 2 広島 [柏] :柏は、代表ハズれた玉田の勝ち越しゴールも実らず。
東京V 0 - 1 F東京 [国立] :FCシュート数、なんと倍。ところで、なんで国立?
清水 0 - 1 G大阪 [日本平] :ガンバが3連勝ですよ。奥さん!勝った余裕で、更にプレミア移籍の嬉しい話が。 うわっ、戸田、後半42分にレッドカード。
名古屋 2 - 1 横浜FM [瑞穂陸] :横浜、クボタツとともに転がる。
C大阪 1 - 2 大分 [長居] :大久保と対決の高松、決めた!なに?高松が後半だけで4本のシュート?嘘だろ?大久保は移籍容認へ。ただしJ1残留させてからね。


川崎以外は”超”大混戦。団子状態は変わらず

【J2第31節(8月29日)】
首位の川崎に続いて、2位.京都49、3位.福岡49、4位.甲府48、5位.大宮48、6位.山形47、7位.仙台44、と、6チームが続くが、8月に5勝2敗の福岡は混戦を抜け出せなかった。

札幌 0 - 2 甲府 [札幌厚別 ]
川崎F 5 - 0 鳥栖[ 等々力 ]
水戸 0 - 0 湘南 [笠松]  
横浜FC 0 - 0 仙台[ 三ツ沢]
京都 2 - 1 大宮 [西京極 ]
福岡 0 - 1 山形 [博多球 ]

福岡には、攻守のバランスを欠いた7月の3連敗が大きく響いている。
両サイドの切れ味鋭い攻撃を活かすには守備陣の踏ん張りが更に必要だろうし、併せて新加入の選手の”戦力化”が果たせない限り、もしかしたらJ2は互いの星のツブし合いがこのまま続き、9月に抜け出すのは難しいかも知れない。


アテネ”総括”

アルゼンチンの優勝ゲームは録画でみることができたが、優勝するに相応しい戦い方をしていた。ビエルサもフル代表並みに、選手たちに戦術理解を求めたのだろう。マラドーナの再来と言われる20歳のテベス(ボカ)も、8得点と勝負強さを見せた。サビオラバルサ)を控えに追いやって、大きく将来が広がっているテベスにとっては、今後、欧州のビッグチームから勧誘されるのは間違いない。

初の金メダルの栄誉に輝いたアルゼンチンも17得点、無失点と、強いチームであったが、私は同じく南米のパラグアイ代表チームには将来を感じた。この世代がこのまま成長していき早い時期にオーバー世代と肩を並べるようになれば可能性を持ったチームになるに違いないと思った。決勝は、後半ふたりの退場者を出したものの五輪を通して彼らの試合巧者ぶりは、印象深いものではあった。

アジアの中では、日本チームが期待を裏切ったのに対して、イラクの健闘ぶりには目を見張るものがあった。彼らの奮闘ぶりには未だに戦乱やまない混乱の地で、彼の国の人々の誇りと歓喜を呼び起こしたに違いない。イラクには満足にピッチもない状態からチームを作り、よくぞここまで戦ったものだ。
そういう意味では、余計に手間時間と資金をかけチーム作りした山本氏のチームの戦績には、暗澹たる思いにかられてしまう。試合後のイラクの監督や選手には、山本氏のような「ないものねだり」や勘違いな発言は一切ない。

ところで、「アテネの総括」って、やるんだよね。いつか。そのうち。
それぞれの分野で役割分担すべきセクションを持つ日本サッカー協会は真摯に仕事する気があるんだろうか。
あるよね。

アテネ五輪及びU−23世代における02年以降のチーム作りと戦い方】
アテネ五輪グループリーグ敗退結果を踏まえて(結果を受け止めて)その反省と総括】
または【日本サッカー界にとってアテネ世代のグループリーグ敗退は何を意味するのか】
【今後のU世代における強化プロジェクトの見直しとその方向性】
北京五輪へ向けての強化方針】

お題目をつらつらと上げてみたけど。(お題目だけなら、いくつでも・笑)
協会も”谷間の世代”と割り切るような真似はしてほしくない。
指揮官が山本さんならアジア抜け出すのが精一杯だった、というのが大方の結論かも知れないが、いつまでもグダグダと書き続けたくないので協会のお仕事、待っています。

ところで山本ジャパンについてのこれまでの戦い方についての検証については、(現在も進行中ですが)ケット・シーさんのBLOGが、明快に山本ジャパンの組織面における問題点や課題について語っており、こちらをおすすめ致します。
「もう『次』はないのだ」
「大きな大会の初戦」
「山本ニッポンの『組織』」
山本ニッポンの『組織』2

北京は、東アジアのライバル達も、開催地が同じアジアということで相当にチーム強化してくるだろうことは予想できるが、このところ”欧州サッカー”を注入し始めた中東の屈強な精神力と身体能力も侮れない存在となるだろう。

さて、北京で戦うべき次の世代の強化戦略は、果たして、どのようなカタチで我々の目に触れることになるのだろうか。


彼らの誇り

ソウルワールドカップスタジアム
2002年、WCの開幕戦はこちらで行われた。競技場を正門から入ると写真公募展の入り口にヒディングはじめ韓国代表チームの数多くのモニュメントがある。その中で、やはり選手の中心をしめるのはホン・ミョンボだ。公募展を眺めながら歩くとワールドカップ映像室。これらを見学するだけでも小一時間はかかる。競技場内のスタンドからピッチへ。ピッチは芝の痛みが目立っていたが作業員が懸命に手入れしていた。
控えの選手たちや監督が座るだろうベンチに座りピッチを見ると、このスタジアムが成る程、WCの開幕戦に相応しいスタジアムであることが伝わってくる。同行した知人は「ホラあそこに、キムテジュン(大統領)が座ったのですよ」と言った。それにしても下から眺める観客席は圧倒的な迫力だ。
韓国人の知人は「世界十大サッカー場のひとつです」と、力を込めて私に言った。内心、日本にも「埼玉スタジアムがあるぜ」と言いたかったがその彼女の迫力に飲み込んだ。彼らにとってはこのスタジアムは誇りであるのだ、韓国代表チームとともに。

【収容規模】
地下1階、地上6階
収容能力66,806席、VIP席916席、メディア席754席、会員室75室
横浜国際競技場が72,327席、埼玉スタジアムは63,700席)


美しいピッチ、美しい観客席

水原ワールドカップスタジアム
タクシーを駐車場に停めゆっくりと正面玄関から入場すると受付があった。ロビーを抜けると「サッカーシューズの変遷」コーナー。120年前のシューズからホン・ミョンボが履いたシューズまで、マニアなら時間をかけて眺めたくなる部屋があった。そして、WC時の競技紹介、模型図、韓国・日本の主催都市の首長がサインした共同宣言文、WCの記念切手、韓国サッカーの歴史展、映像室、韓国サッカーの史料館など。そして韓国代表選手たちの実物大パネル。赤い悪魔(サポーターズ)の資料などがあった。何故か奥の部屋にはラウールのユニだけがガラスケースに大切に保管され、小さく照明が当てられていた。
この競技場のWC記念館は非常に充実していた。

【収容規模】
地下2階、地上4階
収容能力40、919席、VIP席907席、メディア席1,312席、

この水原(スーウォン)のピッチでブラジル、ポルトガルセネガルなどが予選リーグで戦い、決勝トーナメントをスペインとアイルランドが戦った。
それにしてもなんと美しいスタジアムなんだろう。自分たち以外には誰もいない静かなスタジアム。美しい緑のピッチ。そしてデザインされた観客席。どこを眺めてもこのスタジアムは美しい。人間が作った見事な造形美だと思った。
選手がピッチに入場するゲートをくぐると両サイドには長い廊下があり、選手たちが使うロッカールームがあった。
よく手入れされていたロッカー、そしてミーティングルーム、シャワー室、医務室、スタッフルームなどをのぞかせてもらった。いずれも選手たちのモチベーションを上げサポートする空間なのだ。
水原(スーウォン)に住む人々の”誇り”。それはふたつ。
歴史的な世界文化遺産、「華城」と、美しい水原ワールドカップスタジアムだ。



そういえば、昨日書いた「冬ソナ」について。冬ソナにドップリ詳しい方のBLOGを紹介します。できたてBLOGを訪問してみてください。