「変人」は褒め言葉 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

はなごよみ公式ブログに、文藝同人サークル「はなごよみ」のイベント参加や新刊の告知があります。併せてご覧下さい。

2003-04-07

[]スレッド浮上(フロート)式掲示板の短所 スレッド浮上(フロート)式掲示板の短所を含むブックマーク スレッド浮上(フロート)式掲示板の短所のブックマークコメント

 はなごよみウェブサイトの掲示板は、「スレッド浮上(フロート)式」のものを採用している。この方式は、四年くらい前に「あめぞう」という掲示板で採用されて以降、今ではかの有名な「2ちゃんねる」をはじめ、あちこちのサイトで採用されているものだ。

 私は、これはウェブ掲示板史上の大発明ではないかと思っている。従来、掲示板は「ゲストブック式」と「ツリー式」がほとんどであった。ゲストブック式はTCUP掲示板やrescue MiniBBSなどで採用されている方式のことで、本当にシンプルで使い方も簡単だが、複数の話題が同時進行していると、話題の整理がしづらい。かと言ってツリー式では、一発言につき一ページなので、ページをめくる手間がある上に、管理する側としてはログファイルの数が厖大になって管理しづらい。

 スレッド浮上式は、両方の良いとこ取りだ。話題をスレッドで整理出来るツリー式の長所を取り入れながらも、ツリーの枝が伸びる事はない。一つ一つのスレッドが一つ一つのゲストブック式掲示板のようになっていて、一旦あるスレッドに入れば、ちょうどゲストブック式掲示板のような手軽さで閲覧し書き込むことができる。

 また、最新投稿ほどスレッド順位が上がることは、スレッド浮上式の最大の特徴だ。これによって、一番活発に討論されている話題をいち早く見付けることができる。

 ただし、スレッド浮上式掲示板には、以下の短所もあることを知っておいた方が良いだろう。


  • 投稿欄はどこ? 投稿欄があちこちにあるけれど、どこを使えばよいのか悩む人は、きっといるはずだ。悩まない人は、ゲストブック式掲示板の時の勘で、てっぺんにある新規スレッドの投稿欄を使ってしまう。
  • スレッド乱立 前項とも関係するが、スレッドへの返信と、スレッドの新規作成は、間違えがちだ。同じ話題はできるだけ一つのスレッドにまとめたいものだが、慣れている人でさえ、たまに間違えることがある。また、スレッド一覧に同じような話題が見付かるのに、それに気付かず新スレッドを立ててしまう人もいる。
  • わかりにくいスレッドタイトル ゲストブック式掲示板では、タイトルはあまり重要ではなく、むしろ無題でも良い。この感覚のままスレッド式掲示板を使う人も多いため、「こんにちは」「ありがとうございました」「教えてください」という名前のスレッドが乱立する結果となる。「内容は見てのお楽しみ」になってしまい、スレッド一覧から目的とする話題を見付けづらくなる。

 これらをどう解決すればよいか。題名の問題は、注意書きを書くなりして気を付けてもらうほかないだろう。問題はスレッド乱立である。これは、掲示板デザインの工夫で、ヒューマンエラーを最小限にする必要もあるのではないか。この点に関しては、「2ちゃんねるビューア」(2ちゃんねる掲示板のログリーダの総称。「かちゅーしゃ」「ホットゾヌ」など)のデザインが優れているように思う。

ツールバー
(1)


(2)スレッド一覧
(3)スレッド内容

 このように画面が分かれている。まずは(1)板一覧 から「PC」とか「ニュース」といったカテゴリを選ぶと、(2)のスレッド一覧に、その板のスレッドが表示される。次に(2)から目的とするスレッドをダブルクリックすると、(3)スレッド内容 が表示されるといった具合だ。なお、投稿欄は別画面になっている。

 この画面構成、どこかで見た事がないだろうか。そう、これはOutlook式の画面である。2ちゃんねるのように一枚の画面にスレッド一覧とスレッド内容と投稿欄が一緒になっているというデザインよりも、普段メールを送る時に使っているOutlookやOutlook Expressに似た、こういう画面構成の方が使いやすいのではないか。また、新規スレッドを立てる画面は、すぐ書き込める「てっぺん」には置かれていないので、レス投稿と新規スレッド投稿を間違える事もないだろう。

 「2ちゃんねるビューア式」または「Outlook風インターフェイス」のスレッド浮上式掲示板プログラムは、今のところ私は見かけたことがないので、時間があるなら是非とも作りたいくらいだ。スレッド浮上式掲示板というシステムを、個人の趣味にしか使わないのは本当に惜しい。使いやすいインターフェイスに改良し、メッセージの宛先や期日などの入力欄を追加したり、投稿が携帯メールにすぐ送信されるように改良すれば、会社内での用件の連絡や相談、納期確認などに役立ついいシステムになるだろう。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/osito/20030407