正解するカド

正解するカド・4話。とりあえず2名の帰還者を保護し、これから順次この世界に人々が帰ってくる先鞭を見せるカドさんである。ま、この帰還者も「変換」されたものであるならばどこまで同一性を保持しているかは謎ですけどね! ともあれ、一つの問題がある程度推進したとなると更なる問題であるワムにとりかからねばならない。無尽蔵にエネルギーを取り出せるというムチャクチャなガジェットであり、そらまあ国連安保理も「日本が専有すんなこっちよこさんかいボケ」とは言うわなあ。閣僚の言うとおり、もし日本以外の国が持って居たら日本も同じことを言うだろうしねえ。

そんな状況打開の策を持っているというザシュニナさんであるが、それはどうやら日本と総理に大きな決断を迫るものであるらしい。ザシュニナが珍しく「爆弾を落とす」なんて俗っぽい喩えを使ってまで表現するそれは一体何か。…何らかの形でワムの実践行使というかデモンストレーションでもするんかしら。ま、それは次回。

今までもちょくちょくあったんだけど、今回は特に各キャラそれぞれにどっかコメディチックなエピソードがあってなかなか楽しいことである。このままこのテイストで進んでゆくのか、あるいは後半ガラリと様相を変える為のタメなのかは判らんですけどね。個人的にはザシュニナさんのスマホの使い方がヘンテコかわいくて良かったと思います。「もしもし」という言葉だけでもう可笑しい。あとちょっとマジな話すると、ザシュニナさんが国家について言う「概念が定義を超えて力を持っている」という評価は面白いなあ。国家に限らず、人類史において長く続いている概念には多いことかもしれない。