Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

AM:ポカポカ陽気の荒川乗艇、PM:春一番の突風

oyajisculler2008-02-23

昨日の1X乗艇の後、二日連続での乗艇練習。午前はLBRCエイトで荒川に出艇。
予めネットの天気予報で戸田の天気を確認した。午前中は気温が10度を超え、風も穏やかとの予報。乗艇練習にはモッテコイの好コンディションだ。一方、午後からは北西の強風が吹き荒れ、一気に気温が下がるとの予報。午後はモーターで荒川水路の検分を行う予定なのでやや不安。。。

AM、LBRCエイトで乗艇練習:

先週までは朝9時前に艇庫に着くと、艇庫前の水溜りに氷が張ったりして非常に寒かったが、今日の朝は春の様なポカポカ陽気。まさに天気予報通り。艇を荒川の水面に浮かべると、水に入れた足の感じでは先週より幾分水温が上がっていた。(ネットで荒川水温を調べたところ、10度〜11度。先週までの水温は7度〜8度だった)
漕ぎだすと、東の風で往路は順風。少し漕ぐと蒸し暑さを感じる程暖かかった。今年も東商戦OB2000mレースに向けて練習をしているが、例年よりクルーの集まりが良く、ほぼ固定したメンバーで練習できている。週1回の乗艇練習ではあるが、バランスも概ね安定してきて最近はブレードワーク詳細に関する改善を図れる様になってきた。エルゴ等の体力面は一気には改善できないが、ブレードワークやクルーのユニフォーミティーに関しては例年より1ランク上の漕ぎを東商戦のOBレースで披露出来そうだ。
今日の練習メニューは以下の通り:

  • 往路:W.Up(静止スタート練習付き)+SR20〜21のLP(12分漕)で秋が瀬まで
  • 復路:パドル30本*8(SR30,32,34)、スタート練習(5-10-10 * 2セット)、2000m一発(SR32)、笹目橋から岸けり場までLP(SR20)

ブレードワークやバランスに関しては、徐々に改善できているが、今日はフィニッシュ後のハンズアウェー・ボディーリカバリーがやや遅くなり、フォワードラッシュするイメージのリズムになっていた。それでもパドルの30本の短漕は何とかなった。しかし2000m漕は、フォワードでリラックスできず苦しいリズムになり、良い漕ぎが出来なかった。30本の短漕と2000m漕ではエネルギー供給機構が異なるので、30本のセットばかりやっていたのでは2000mレースでのパフォーマンス向上には繋がらないという事だ。即ち、運動時間が1分程度の30本の短漕では、ATP-CPや乳酸系の無酸素エネルギー出力となり、多少リズムが悪くても漕げるが、運動時間の長い2000m漕では有酸素性機構エネルギーが主体となり、無駄な力を抜いたリラックスした状態、良いリズムでないと有酸素系の高い出力が得られない。
2000mレースでのベストパフォーマンスを図る為の練習は、30本等の短漕を主体とするのではなく、有酸素系エネルギーが発動できる様な6分を超える運動時間の練習を主体とする方が良いと思う。即ち、2000m超の距離をレースより3枚から4枚レートを落としたところで安定して漕ぐ、オーバーディスタンス系の練習の方がトレーニング効果が高そうだ。
来週はT大のJrエイトと並漕による乗艇練習を行う予定。楽しみだ。

午後は春一番が吹き、戸田は大荒れ:

午後は昼からMBCの理事・幹事会に出席。会議が終わった14時過ぎ、急に空が暗くなったかと思ったら、右上の写真にあるとおり春一番の突風(今回は西風)が吹き荒れた。おやじも長く戸田で春を迎えてきたが、これほど凄まじい突風の春一番は初めて。まあ、三菱艇庫2Fのラウンジからポンドの様子を見ていたので、ある意味高みの見物。風速10mを超える突風は15分程度続いただろうか?その間、ポンドに出艇していたクルーが慌ただしく艇を上げていた。下の写真は国立艇庫前の大船台から艇を上げる高校生クルー。白波が立って酷い状態になっているのが良く分かる。

強風の中、荒れる荒川で水路検分;

15時を過ぎると、春一番の突風は納まり、今度は寒冷前線通過による北西の強風に切り替わり始めた。外の様子を見ていると、14時過ぎの様な荒れ模様は納まり、まあ、通常のラフコン程度になってきた。モーターによる荒川水路検分を中止にしようかとも考えたが、モーターなら、危険は無かろうと判断し、検分を実施した。(モーターはKO大学さんからお借りした)出艇した直後は西北西の風で、丁度、中大艇庫裏手の水路が括れた場所で大きな白波が立っていた。荒川でも荒れるとこうなるという意味で良い検分になった。予定では秋が瀬鉄橋まで往復することにしていたが、笹目橋を超えた辺りから風向きが北西に変わり始め、外環自動車道の橋(緑橋)付近で水面が白く泡立つ程の波が立ってきた。飛沫でびしょ濡れになる覚悟なら更に上流に行けぬこともないが、安全確保を優先し、折り返して帰路についた。下の写真は笹目橋上流にあるプレジャーボート係留施設前の水面状況。強風が吹き荒れ、白波が立っている様子が分かる。


以上