Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

早朝:ジュニアエイトのコーチング

今日は新人が午前モーションで、初の秋が瀬往復乗艇を行う関係で、ジュニアの早朝乗艇時刻を30分繰り上げて、5時に岸を蹴った。
また、対校チームが荒川でシートレースを行うという事で、荒川に直線1500mの臨時コースを設営をすべく、ブイ張りを行った。=部内の対校チームへの協力。
下の図は、笹目小水門〜ポンドの1400m地点付近までの直線コース図。

ブイ張り作業を終えた頃に、ジュニアのW.Upと合流。今週は京大戦クルー編成後の2週目。先週と比べてどの程度、ユニフォーミティーが改善しているかという目で見た。すこしずつだが先週よりは改善出来ている。しかし、艇速に明らかな差が出るほどの改善には至っていない。来週あたりから本格的な改善を図る必要がある。
今朝も南東の風が吹き、復路の笹目橋から戸田橋方向へ向けた2000m漕では厳しめの逆風と波に見舞われた。
尚、今朝の荒川は6時半過ぎの復路、次々に荒川を上ってくる他のチームの艇とすれ違った。N体大のスカラー軍団、T京K洋大フォア、カヌー軍団(どうも韓国選手団が来日している模様)、そして東大の付きフォア(シートレース中)
以下は今朝の写真:
 パドル30本往路序盤
 パドル30本復路序盤、ドライブ後半の押し
 同上、B-sideのブレード
 パドル30本終盤、S-sideの押し切り
 フィニッシュでのブレードリリース
 エントリー、キャッチレンジは東商戦時より少し改善。

午前:京大戦までのトレーニングスケジュール打合せ

午前にジュニア選手とコーチ間で京大戦までのトレーニングスケジュールの確認を行った。6月は毎週、水曜と木曜の朝はゲートが空いて2000mコースとなるので、これに合わせてポンドでレースペースの確認、及びSpeedCoachのキャリビュレーションを行うこととした。また、高校ボート経験者2名のジュニア合流の可能性に関しても説明を実施。
MTGを終えた後、今朝の乗艇ビデオを見ながら、改善すべき点について、選手に解説した。

昼から荒川の岸蹴り場川浚い

2006年以降、春先の大潮干潮時刻に合わせて、年1回、荒川の川浚いを行っている。今年は本日実施した。荒川は、秋が瀬取水堰より下流は、東京湾の潮位の影響を受け、水位が上がり下がりする。干潮時刻は概ね東京:芝浦港の干潮時刻+1時間〜2時間となる。従い、荒川の潮位変動は、1年後であろうと、予め、芝浦港の潮時(下記サイト)で予測することができる。干潮で川底が干上がり、泥だらけになるのが嫌なら、事前に調べて、干潮時刻(概ね荒川標準水位(A.P.)で1mあれば川底を歩く必要無し)を避ければ良い。また、モーターボートの進水も水位が1m以下になると出来なくなる。
http://www2q.biglobe.ne.jp/~ooue_h-h/i/tide/s_tide.cgi?6&sibaura&0&0&13

さて、泥だらけになる面倒な大潮干潮だが、川底を浚う作業にはモッテコイだ。
昨年は、日ボの強化委員としての仕事があり、川浚いの声掛けができなかったが、今年は、東大のコーチになったので、東大ボート部の行事として川浚いを行った。同時にマネージャーを介して他大のマネージャーにも声を掛けた結果、巻頭の写真に示す通り、50名以上が参加し、川浚いを行った。
この一年間大きな増水などが無かったこともあり、川底には大物のゴミや異物はなく、30分程度で一気にクリーンアップできた。下は川浚い作業時の写真。

 川浚いに用いる道具(スコップと一輪車)
 川浚い前
 同上

 川浚い作業風景
 同上

 拾い上げたモノを分別
 大きな石コロやブロックは、一輪車で運搬
 岸蹴り場の下流側護岸付近のローイングボート離着岸に邪魔にならぬところへイシコロを移動。
 拾い上げたゴミは分別し、艇庫へ持ち帰り。
 川浚い、ほぼ終了。分別中。
 大物の淡水貝(ドブガイ)を拾い上げた者もいたが、無駄な殺生はせず、川底へ返した。

 川浚い作業後に、全員で集合写真。
 川浚い終了。綺麗になった。
 同上

午後は、18時まで会議の連続:

午後は、東大ボート部関係者の幾つかの会議を連続で実施。

  1. 高校ボート部経験者のジュニア合宿合流への説明。
  2. 部内スタッフの月例ミーティング
  3. 漕艇部幹部の月例ミーティング

高校ボート部経験者2名の合宿合流に経緯:

東大ジュニアの漕手は、現在10名。エイト漕手8名を除くと、補漕が2名しかいないギリギリの所帯。6月30日の京大戦に向けてこのギリギリの人数でやりくりしている。
10月末の全日本新人戦にエイトメダルを取ることを目標にしているが、人数が少なく、エイトの下位メンバーの漕力を見るに厳しい状況。
一方、偶々だが、今年の新人の中に高校ボート経験者が2名入ってきてくれた。二人は愛知県旭丘高校のボート経験者で、二人ともインターハイ6位の実績を持つ優秀なボート選手だ。エルゴスコアも今のジュニアエイトに入れば上位に位置する力がある。
そこで、早い時期にジュニアの合宿に合流し、「2年生のジュニアと一緒に新人戦を狙ってみないか?」という投げかけをしていた。
これは、経験者主体の私学ボート部や、所帯の小さなボート部では普通にやっている事と思うが、素人新人主体の東大ボート部では、過去に例が余りない。しかし、今回はジュニアの人数が少ないので、こういった動きとなった。偶々、おやじがジュニアと新人の両方を指導する育成コーチという立場にあるので、動きやすかったという事もある。
さて、2週間ほどの事前検討期間と、今日の午後、二人が4時間ほど掛けて熟考して貰った結果、6月からジュニアの合宿に合流することとなった。
以下、関連事項の要点:

  1. 二人は、6月から合宿入りするが、最初からジュニアと同じ体系でフルに合宿入りするのではなく、初期1ヶ月は、準備期間(助走期間)的な扱いとし、概ね一日置きの合宿という変則的な合宿スケジュールとする。具体的には、月・水・金の夕方に艇庫入りして陸トレ実施、合宿所に宿泊し、翌朝に乗艇。土曜日については、2乗艇して解放というパターン。
  2. 6月は、月末に開催される京大戦の2Xレース(マッチレース)に向けて練習に取り組む。ジュニアにも2Xクルーがいるので、東大の2Xクルー二杯は、事前のチャレンジレースで勝った方を本選に出漕させる予定。
  3. 偶々だが、6/29に学生連盟主催の2000mタイムトライアルレースがあるので、この2クルーを出漕させて、勝った方を京大戦本戦に出漕とする予定。

両クルー共に頑張って欲しい。

以上