Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

インカレに向け、本格スタート

oyajisculler2014-07-26

先週木曜日にインカレ4+クルーの漕手4名が決まったが、その後、一週間かけてコックス最終選考を行った。この結果、これまでジュニアチームの補舵だったT口がインカレ4+のコックスとなった。
長らく控えコックスの期間が続いたが、”ジャンケン”で勝ち取った東日本選手権のチャンスを生かし、準優勝という皆が納得する戦績を出した事で、漕手の信頼を勝ち取った模様。T口、よく頑張った。でも本番は今から。
スポーツ、或いはビジネスでもそうだが、数少ないチャンスを活かせるか否かで、その後の展開が変わってくるものだ。まあ、2人とも超優秀な東大生のコックスであり、2人で切磋琢磨しながら競い合う事で、優秀なコックスになってゆけると思う。
今回、落選したT畑も、インカレ2-クルーの専属伴走コックスを介して、いろいろ勉強するチャンスでもある。言い方は良くないが、ジュニアチーム最下位の2人の力を伸ばし、エントリー数33のインカレ2-で、最終日まで進出できる結果を出せれば、それこそお手柄である。T畑の活躍に期待している。

さて、インカレ4+のシート構成だが、先週はB-side整調配置で直進性が改善し、これで行けると一旦考えた。しかし、Bowペアの2人が大人しすぎて声が出ず、コックスのコーチングが得られないトップコックス艇では、乗艇で追い込み切れない問題が見られた。そこで声の大きな者をBowペアに据え、整調には機動力のある者を据え、そしてS-sideのサイド負けを最小限に抑えるという折衷案として、S-side整調のイタリアンリガー配置をトライした。今朝は、R教大との並漕練習あり、その準備も兼ねて、昨夕、リガー配置の変更を行い、試漕した。サイド負けの問題は無かったということで、今朝の並漕練習に臨んだ。

2.4km x 3, R教大との並漕

先週末までは部内で4+クルーを二杯編成して並漕練習出来ていたが、インカレに向けて各々の種目に分かれてしまった。この結果、部内で並べる相手がいなくなってしまった。インカレに向けて実力アップする為には、強度を上げた水上トレーニングを行う事が最も効果がある。そこで週末の高強度トレーニングで並べる相手、即ち、トレーニングパートナーを求めた。
今週は、R教大4+クルーが並べに応じてくれた。R教大は、昨年のインカレ4+の準決勝や、お花見レガッタエイトなど、ここ一年間で東大ジュニアのクルーと対戦する機会の多いライバルである。先々週の東日本4+決勝でも対戦した。
今回は、ポンドの大混雑を避け、且つ、オーバーディスタンス(2.4km)を3発行うために、荒川で並べた。コースは岸蹴り場(河口から25.6km)から笹目水門先にある28km地点(青看板)まで間で実施した。
 荒川:戸田橋〜笹目橋間の2.4kmコース
 スタート地点は岸けり場のスロープ
 ゴールは28km地点看板
一本目は、スタートからR教大が積極的に飛ばし、リードされたが後半で逆転して東大ジュニアが取った。
二本目と3本目は、序盤から東大が出て徐々に突き放す事が出来た。
並べに応じてくれたR教大クルーに感謝。
以下、今朝の様子:
今日からイタリアンリガーへ
 イタリアンは船体中央を中心に前後シンメトリックのリガー配置なのでバランス安定性が良い。
 立教大との2.4km x 3 一本目。序盤で立教に出られた。
 中盤での艇差。
 後半に入り、差を詰め。
 一気に刺した。
 2本目の序盤
 2本目の終盤
 3本目スタート
 3本目の序盤
 東大4+

午後:ジュニア2-クルー

早朝乗艇は、4+クルーのみを指導したので、午後は2-クルーに伴走して指導を実施。
今日も猛暑で日中の最高気温は35度だった。少しでも気温が下がった環境で乗艇しようと考え、岸蹴り時刻を少し遅めの16:30とした。
どうも考える事は同じの様で、N体大チームも16:30頃に岸を蹴って出艇していた。
さて、2-クルーを荒川で伴走指導するのは今回が初めて。漕歴一年強のジュニアには2-は少々難しい艇。確り漕げるかどうかという意味で興味深く見た。
未熟な舵手なし艇を指導すると、艇の進路ばかり指導することになり、肝心のブレードワークなど漕ぎの指導まで目が行かない。しかし、今回は専属伴走コックスのT畑をモーターに乗せたので、進路指導の方は彼に任せて、おやじは、漕ぎの指導に専念できた。
今回の2−を見た印象を一言で言えば、"おー、ジュニアにしてはマトモに無しペア漕てるじゃん!"という感じ。
このまま順調に伸びて、是非、最終日まで駒を進めて欲しい。
以下、今日の様子:
 午後、2−の2.4km x 3 1本目(順風)
 同上
 同上
 18時20分、揚艇

猛暑対策

早朝乗艇: 5:10 岸蹴りとし、7:00までに揚艇すれば、日光の輻射熱による暑さは防げる。
午後乗艇: 風通しが良く、緑に囲まれた荒川で乗艇する。猛暑であった今日でも、16:30岸蹴りで、特段、トレーニングに支障を感じるような暑さは感じなかった。

以上