今日は茨戸でのコーチング3日目。
昨日までは北西の風が吹いていたが、今日から風向きが180度変わり、南東の風となった。
また、お隣の北大が今朝から乗艇練習を再開。
早朝乗艇:
今朝の乗艇もUT漕メインで実施。
ペケレットコースも北大艇が漕いでおり、小樽商大の艇を伴走するのはなかなか難しかった。
モーター乗船前に、船外機の2ストのオイルタンクの残量を確認したところ、15%の残量(約150cc)。今朝はあまり伴走できないので、ガソリンの消費量はせいぜい5Lと予想。オイルの消費量はガソリンの1/50なので、オイル消費は約100cc。という事でギリギリオイルは足りると計算して出艇。
北大のM4+やM8+が先にペケレットコースに出ており、これを追う様に小樽商大M4+もペケレットへ。
北大の小艇も後からペケレットへ五月雨式に入ってきたので、小樽商大艇をモーターで伴走することは出来なかった。
商大艇のアップを見るに、バランスが決まらずややフラフラしていた。
この二日間の商大M4+クルーの漕ぎを見るに、早朝乗艇の序盤は、漕ぎが安定せず、フラフラする様だ。
そして、早朝乗艇でも後半に入ると漕ぎ・バランス共に安定してくる。今朝もそのパターンが見られた。
北大艇の方が先にペケレットに入ったので、出るのも彼らは早く、最後の1周は、商大艇をモーターで伴走する事ができた。
UTを終えた後、ランニングスタートで500m漕を実施。今日の目標艇速とした1'39"/500mをクリアする事ができた。
<写真>
5時25分。出艇前の風景。(北大艇が沢山置いてある)
5時42分。ペケレットコースに入った商大M4+
5時45分。既に北大艇がペケレットへ入っており、伴走出来なかった。
6時01分。北大新人エイト
6時08分。商大M4+が折り返してきて、少し伴走。
6時16分。ペケレットコースと1000mコースの合流点付近に立つ茨戸のシンボルツリー。
6時38分。UT漕2周目往路の商大クルー。 6時50分。2周目復路。体が温まると漕ぎ・バランスが安定してきた。
フェザーの返しも改善し、荒れた水面でも擦らなくなりつつある。
7時12分。500m一発。まずまずの漕ぎだった。
2スト船外機、オイル補給
早朝の乗船で、オイルタンクがほぼ空になったので、2スト船外機用エンジンオイル1Lを購入し、船外機に補給した。
エンジンカバーを外し、オイルタンクの給油状況を確認しながら補給したが、丁度1Lで満タンとなった。
2ストエンジンのオイル混合比率はガソリン量に対し、50:1なので、エンジンオイル満タン(1L)で、ガソリン50Lまで行けるということだ。
補給したエンジンオイル(1L)
水際の護岸に転がっていた尖った物体。地元の方に聞いたら、これは水草であるヒシの実ということだった。かなり鋭く尖っており、誤って踏んだら足を怪我する。
忍者が使っていたマキビシとは、このヒシの実を使っていたという話だ。
午後の乗艇:
午後は南東の風が強まり、ペケレットコースでの乗艇練習が危ぶまれたが、15時頃から少し風が弱まり、少々波はあるが乗艇できるレベルに収まった。
ということで、今日の午後乗艇もペケレットで実施。
風が強かったお陰で、北大クルーは出艇を控えた様で、商大M4+クルーの出艇中は、他の艇は出艇して来ず、モーターで伴走することが出来た。
メニューはレートバリエーションの2000m漕 x 2本。
1本目は逆風、2本目は順風で実施。
午後の乗艇は1日の内の2回目の乗艇となるので、W.Upから漕ぎ・バランスが安定している。
UTで漕ぎ・バランスの改善、並びにフェザー時の水面とブレードのクリアランス確保に取り組んできたので、今日の荒れた水面でも概ねスムーズに漕げる様になってきた。
今後、レースまでにドライブの強さ・有効レンジをもう少しレベルアップしたい。
<写真>
15時05分。レートバリエーション2000m漕の1本目序盤。(逆風)
15時09分。1本目の後半。風上に近づくと波が収まる。
15時30分。レートバリエーション2000m漕の2本目(順風)
15時35分。同上、終盤。
新人コーチング:
インカレに出場するM4+クルーのコーチング終了後、小樽商大の男子新人5名のスカル漕ぎコーチングを行った。
コーチング内容は:
尚、2X出艇時にオールの長さやインボード長が不ぞろいになっていることが判明。
夕食後に新人用オールの長さなど、部内基準を設ける様に指導した。
即ち、
- オールの長さ: 全長285cm、インボード長86cm
- リガースパン: 159cm
- ストレッチャー位置: PTH = 33cm +(身長-180cm)/2
- ワークハイト:B17.5cm、S14.5〜15cm、左右ハイト差=2.5〜3cm
また、乗り込み時に脚を乗せる場所は、レールではなくデッキ中央の足置き部に載せること。
ハンドルクロスオーバー時は、左右の拳を極力、上下に近づけて漕ぐ事、などを指導した。
以上